揚げた鶏肉に刻んだ長ネギと醤油ベースのタレをかけた中華料理。広東省や四川省など、発祥地としては諸説がある。
鶏 (jī) の中国語での発音は無声音の [tɕi] 。

種類として、衣付きのモノと衣なしのモノがある。
衣の有無で食感がかなり違う。
また、骨付きのモノと骨なしのモノがある。

日本では衣付きで、タレがかかっている。家庭用レシピでは片栗粉の粉末衣付きが多く、液体衣付きもあるが、いずれも鶏卵は使わない。タレは主に、醤油・生姜・砂糖・ごま油で作られる。酢・にんにく・唐辛子を加えることもある。中国語では、日式油淋鶏(日本式の油淋鶏)と呼ばれる。

台湾では泰式椒麻鶏と言う。漢字表記は油淋鶏でなく、椒麻鶏と書く。また、泰式という表記だが、台湾発祥とされる。骨なし・下味付け・衣付きの鶏肉を揚げて、日本のモノより少々甘辛口、香味が濃厚なタレをかけて供する。

中国では衣が無く、タレもかかっていない。