電解液を固体に染み込ませて担持させ、扱いやすくした一次電池である。(一回限りの使用で使い捨てるものが一次電池、充電して繰り返し使うものが二次電池)

一次電池は、乾電池と電解液を液状のまま使う湿電池に分けられるが、現在のモノはほぼ全て乾電池である。

文字通りには、一次電池以外の化学電池である二次電池や燃料電池も、湿電池と乾電池に分けられるが、これらの用語は一次電池に限って使う。二次電池では、それぞれに当たるものを開放型・密閉型と言う。

乾電池は基本的に充電が出来ず、放電後に機器を動かすには電池の交換が必要な為、寸法・電圧等が国際電気標準会議のIEC 60086(日本ではJIS C 8500)で規格化されている。
日本で実際に【乾電池】として売られるものはその内、通称単1形 - 単5形・9V形などと呼ばれる一部である。それ以外は、小型のものは「ボタン型電池」、それ以外は「リチウム電池」のように電池系で呼ばれる。