一定レベルでグルテンを含まないという意味で、一般的にはグルテンを含む食品を摂取しない食生活のことを言います。

セリアック病患者の食事として生まれた食事療法です。
遺伝性の自己免疫疾患でグルテンに異常反応を示し、自己免疫系が小腸の組織を攻撃することで炎症が起き、小腸の細胞が破壊されてしまう病気です。その結果、栄養素の吸収が低下したり、腹痛や下痢、倦怠感など、様々な症状が出ます。
世界的に有名なテニスプレーヤーが、血液検査等を通して小麦や乳製品等が体質に合わないと診断されたことを機に、「グルテンフリーの食事にしたことで体の調子が良くなった」と著書を出版したことで注目されました。
同じように、体質に合わない方が、グルテンフリーの食事を実践したり、摂取を抑えることで体質改善に繋がる認識が広まり、一般的には便秘や下痢、腸内環境の改善、それによる肌荒れやニキビなどの肌トラブルの改善、なんとなく体調がすぐれない、倦怠感等の改善への期待が寄せられています。
今ではセリアック病でなくても、自分の体に合った食生活を意識したい人や、常にベストなパフォーマンスを求めるアスリートにも多く取り入れられ、食事でのグルテン摂取選択の重要性は高まっています。