トランプのゲームの一つである。
地方によっては、『ぶたのけつ』とも呼ばれる。

通常は3人以上でプレイされる。他の多くのトランプゲームと違い、思考よりも瞬間的な判断力と瞬発力を必要とされるパーティーゲーム。

【ぶたのしっぽ】と呼ばれるゲームは、数種類あるようではあるが、カードを輪のように並べる点で、共通しているようである。ここではその一つを紹介する。

① テーブルや床面に裏返しのままのカードを大きく輪を描くように並べる。この輪がすなわち【豚の尻尾】である。各プレイヤーは尻尾の内側に手を入れずに、テーブルや床面に手を置いて待機する。

② じゃんけん等で順番を決めて、順に各プレイヤーは尻尾から1枚カードを引いて尻尾の中に出してカードを表向きに返して尻尾の中に出す。

③ 表向きに返したカードが、次項の条件の場合、各プレイヤーは尻尾の中に手を素早く差し出す。

④ アタックの際に、差し出した手がプレイヤー全員の中で一番上、つまり手を出すのが一番遅れたプレイヤーが尻尾の中に今まで出されたカードを全て取る。また、本来アタック出来ない時にカードに触れたお手つきの際は、お手つきしたプレイヤーが今まで出されたカードを全て取る。取ったカードの枚数が失点となる。

⑤ カードが減った尻尾の輪のサイズを適時小さくする。

⑥ これを繰り返して、豚の尻尾が無くなるまで(出すカードが無くなるまで)ゲームを続けて、失点が少ない者が勝ちとなる。