トウガラシ属全般を意味する沖縄方言。
こちらが本来の意味である。
島とうがらしを泡盛に漬け込んだ沖縄県の調味料。
今日ではもっぱら、こちらの意味で使われる。

琉球国由来記によると、唐辛子は18世紀前期までに薩摩藩を経由し沖縄に伝来したと書かれている。
語源とされる【高麗胡椒】という名称も、この時に同時に伝わったものと考えられる。

調味料の正確な起源は不明である。
なお、ハワイに移民した沖縄県民が帰郷時に伝えたチリペッパーウォーターをヒントに作ったという説もある。
唐辛子そのものを指して【コーレーグース】と呼ぶことが少なくなった現在は、もっぱら唐辛子を泡盛に漬けた調味液を指す言葉となっている。