中国や日本の各所に伝わる海神にまつわる伝説に登場する海神の宮。

日本各地の昔話に登場するが、湖沼や川、洞窟が龍宮への通路となっているものも存在しており、伝承地は必ずしも臨海部であるとは限らない。

海の中に存在すると考えられているものであり、多くは海神あるいは水にまつわる神などがその場の主(ぬし)として存在している。
多くの伝説・昔話に共通する点として、赴いた者へ宝物(多くは礼品として)を与えるという点がある。

中国の伝説や物語では、竜王が主(あるじ)であるとして登場する。
海域などによって各地にいくつもの竜王が存在する(四海竜王など)とも語られる。
仏教や道教・陰陽道の説話にも広く龍宮は見られる。