地球近傍小惑星 (Near Earth Asteroids) の一つ。
1898年8月13日にドイツのウラニア天文台の所長カール・グスタフ・ヴィットによって写真観測により発見され(同日にオーギュスト・シャルロワも発見していたが発表が遅れた)、ギリシャ神話の恋心と愛の神、エロースにちなんで命名された。
これは、小惑星に初めて男性名が命名されたケースである。

初めて発見された地球近傍小惑星でもあり、アモール群に属する。
太陽からの平均距離は、1.46天文単位(およそ2億1900万km。火星の軌道の内側)で、地球へ最大2300万kmまで接近する。
なお、地球近傍小惑星の中で2番目に大きい(最大の小惑星は「ガニメド」)。

2012年1月31日には地球まで0.18天文単位まで接近した。
地球への接近は35年ぶりで、次の接近は2056年。