「セーター」と言えば、真っ先に思い浮かべるのがニット(ウール)。
秋冬は昔から大人気のケーブルニットやアランニットが再ブレイクして、ウール素材のモコモコのセーターをよく目にしましたね。
ウールは羊から採れる天然繊維で防寒性に優れ、弾性がありシワになりにくい素材です。
染色し易く色落ちし難いので様々な色の毛糸を作る事ができ、その毛糸でニット製品を作りおしゃれを楽しむ事が出来ます。
日頃から馴染みのある素材ですが、羊の種類によって毛質が異なり、繊維の細さによってランク分けがされています。
その中でも代表的なのが、メリノウール。
繊細で光沢のある高級ウールとして衣料品に使われる事が最も多い素材です。

何といっても、モコモコで弾力のある肉厚な素材が魅力です。
やわらかく体を包み込んでくれる安心感があります。
定番とも言えるアランニットは編み模様が複雑ですが、その中に程よく空気が含まれ、暖かさをキープしてくれます。
目が詰まっていて、しっかり編まれた物だと風を通しにくいのでアウターとしても使えます。
ここ数年大人気のコーディガンなどでもふんだんに使った物が出回っていましたね。
オーバーサイズ、ビックシルエットのニットではウールを使った物が大活躍です!

カシミヤ、アルパカ、アンゴラに比べるとウールが一番馴染みがあり、手軽に入手出来るのではないでしょうか。
保温性があるだけでなく、撥水性にもすぐれた素材なので、すべての毛織物の中でも防寒着としてはかなり優れていると言えるでしょう。