屋外ないし建物(百貨店、ホテルが多い)の屋上に多数のテーブル席をしつらえ、ビールなどを提供する形式の酒場。
多くは夏期に限定して開設される。
なお、英語表記はbeer gardenであるが、Biergarten(ドイツ語)からの翻訳借用である。

消夏法として広く大衆に好まれ、夏の風物詩であり、夏の季語にもなっている。

日本で最初のビアガーデンは、1875年に横浜・山手で「スプリング・バレー・ブルワリー(1869年創業、現在のキリンビール )」の創始者であるアメリカ人、ウィリアム・コープランドが、醸造工場に隣接する自宅を改装して開いた「スプリング・バレー・ビヤ・ガーデン」である。
主に、外国人居留者と外国船の船員向けであった。
1903年サッポロビールが、東京隅田川吾妻橋東岸にビールガーデンを開いた。

日本で最初の屋上ビアガーデンは1953年に大阪市北区梅田でオープンした「ニュートーキョー大阪第一生命ビル店」と言われている。
元々、大阪第一生命ビル(いわゆる旧大阪第一生命ビル)の地下1階にニュートーキョー第一生命ビル店は開業していたが、1953年に貸し切り依頼があった際に、店内に参加者が入りきらず、ビルの屋上も会場としてビールや料理を振る舞ったのが、屋上ビアガーデンの発祥と言われている。