豚肉を焼いた料理の一種。
保存食的な意味合いも兼ね備えた料理である。
日本語で焼豚とも言われる。

日本でのチャーシューは、中国の醤肉を日本風にレシピが工夫され、ラーメン店でトッピングとして作られる『煮豚』として認知されており、中国由来の叉焼を食べる機会は少ない。
日本では煮豚、叉焼共に薄く切り分けて食される場合が多い。
また、家庭で作る事は少なく、精肉店や小売店で購入したり、外食店でメニューの一部やラーメンなど他の料理の一部として食べる事が多い。
小売店で売られている商品としては、厚めの物やラーメン用に薄くスライスされた物など各種ある。

家庭では飯のおかずや酒の肴とすることが多く、特にラーメンの具として欠かせないものとなっている。
日本の中華料理では、ラーメンの他に中華まんや炒飯、冷やし中華などの料理の材料としても使用される場合がある。
なおハムが代用される場合もある。

チャーシューは日本の多くのラーメン店では必須の具材であり、他店との差別化を打ちだす経営上で重要なものである。
ラーメン店の多くはチャーシュー専用の炉がない為、鍋に醤油やザラメ等の糖を入れて肉を煮る。 元々中国で醤肉と呼ぶ滷水(継ぎ足して使う醤油ベースの煮液)で煮て作る、『煮豚』が、具として多用されている。
直火焼きしたりフライパンで焼いたりして作る方法もある。
トロリとして柔らかく、ラーメンに良く合い、日持ちが長いことから廃棄ロスを回避出来る、安価なバラ肉を使用できる、煮汁を出汁やタレに流用出来るなどの点から、ラーメンの具に好んで用いられている。

バーナーやガスコンロで焦げ目がつくほど焼いたものが炙りチャーシューである。