日本のミスタードーナツで主に売られているドーナツの一種である。
もっちりとした食感と8つの丸が輪のように繋がった形が特徴であり、名前はブラジルのパンであるポン・デ・ケイジョにちなんでいる。
2003年より売り出されている大ヒット商品で、業績が悪化していたミスタードーナツが復活するきっかけとなった。
ミスタードーナツの【看板商品】のひとつである。

ドーナツは『さくさく』『ふんわり』の食感が定番と言われる中、もちもちとした食感と花に似たユーモラスな形を特徴として売り出したドーナツである。
ミスタードーナツが販売していたドーナツは時間が経つと食感が悪くなるという欠点があったが、キャッサバからとれるタピオカでんぷんを使用することによって柔らかい食感が長続きする生地を生み出すことに成功した。
しかしながら通常より保水力の高いタピオカ入りの生地は火を通すと均一に膨らまなくなるので、「八つの玉をつなげたような形」に生地を整形できる機械を用いてこれまでのドーナツと異なる形にすることにした。
一口ずつ丸い玉の部分をちぎって食べることも出来る。
生地は各店舗で作っており、「粉に混ぜる水の量を気温や湿度に応じて調節」している。

名称はブラジルのもちもちとしたチーズパンの一種であるポン・デ・ケイジョからとったものである。
シュガーコーティングの標準的なポン・デ・リングの他に、黒糖、チョコレート、抹茶、チーズクリーム、ブリュレなどのバリエーションも発売されたことがある。
ただし、しょうゆ味などはあまり人気がなく、すぐ廃止となった。