囲碁、連珠に使用する用具で、円盤形の物体である。
黒白2色で一揃いとなり、碁笥ないし碁器と呼ばれる容器に入れておく。
囲碁を行う上では単に『石』と呼んだりする。
(連珠の場合は『珠』と呼ぶ)

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石の大きさは白石が直径21.9mm(7分2厘)、黒石が直径22.2mm(7分3厘)。
黒石のほうが若干大きくなっているのは、白が膨張色でやや大きく見えるためで、このように若干の差をつけることにより、人間の目にはほぼ同じ大きさであるように見える。
『石』と呼ばれるが、素材は必ずしも石材のみが用いられてはいない。
黒石は那智黒、白石は碁石蛤の半化石品が最高級とされる。
蛤の白石には『縞』という生長線が見られ、細かいものほど耐久性が高い。

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練習用には硬質ガラス製のものなどが使用される。
石は使用によって破損し、小さなものをホツ、周辺の欠けたものをカケという。

碁器の中の石をかき混ぜて音を立てる行為はマナー違反とされている。