別称は【恐暴竜】。健啖の悪魔がテーマ曲。

暗緑色の甲殻を持たない皮膚を持つ、非常に巨大な獣竜種。
上下とも棘に覆われた顎(牙が口外にまで発達したもの)と、首の近くまで裂けた大きな口を持つ。
シルエットは、全体的にはスタンダードな獣脚類恐竜に近いが、頭部が巨大で前脚が非常に小さいなどティラノサウルスに近い形状を持つ。
また、強固な外殻がない分、体表の筋肉が外殻に押さえ込まれること無く異常なほど発達しており、凄まじい怪力を誇る。
獣竜種の中でも最大級の巨体を誇り、高い体温およびその体躯に比例した代謝を保つ必要性と貪欲かつ底無しの飢餓感から、眼に映ったものが何であろうと捕食のため無差別に襲いかかる習性を持っており、同属に対しての共食いどころか、ハンターとの戦闘中に切断された自身の尾を喰らってでも空腹を満たそうとする。
その食性から、過剰な捕食によって周囲の生態系を崩壊させ、特定の生物を絶滅寸前に追い込んだ事例すらあるという。
狂暴性のみならず戦闘能力も非常に高くて後述のように大型モンスターも仕留めてしまうほどで、ギルドでは危険度を古龍および古龍級生物と同クラスに指定している。
特定のテリトリーを持たず餌を求めて様々な場所を徘徊しており、移動に関する習性・生態も解明されていない。
その捕食対象は小中モンスターは勿論のこと大型モンスターでさえも例外ではなく、捕獲クエストの対象となるモンスターをイビルジョーに捕食されてしまうと、そのクエストは失敗となってしまう。
逆に討伐クエストの場合はターゲットを弱らせるのに利用することも可能である。

疲労時でなおかつハンターに見つかっていない時には、大型モンスターに積極的に攻撃を仕掛けて仕留めようとする。
攻撃力が高く、肉弾戦の他、赤黒い稲妻を纏ったガス状の龍属性ブレスを吐いたり、顎で地面の一部を抉り、場所によっては属性やられが付加される岩塊を飛ばす攻撃をしてくる。
体力が減ると口からこぼれ出す唾液は強酸であり凄まじい腐食性・溶解性を持ち、触れるだけでハンターの防御力を低下させる(この唾液もMHP3以降は腐食性を利用する武具素材として扱われる)。
G級のイビルジョーは、さまざまな攻撃の後に右足の叩きつけを頻繁に行うようになる。
激昂すると全身の筋肉が大きく盛り上がり、過去に獲物につけられた古傷が不気味に赤く浮かび上がると同時に傷口が開き、痛みそのものが更に狂暴性を増大させる要因となっている。
だが、怒り時は傷が開くことで腹部の肉質が軟化するという弱点をもつ。
討伐された後は痙攣しながら絶命する。

詳しい生態については未解明な部分が多く、その狂暴性を含め最重要調査対象となっている。