JIS X 0208 に於ける日本語通用名称『単価記号』に後に制定された JIS X 0213 に於いてアットマークと言う別称が加えられた。


会計に於いて一般に用いられる略記号。

例えば『商品7個 @ $2 = $14(商品7個 × 各単価2ドル=小計14ドル)』のように請求書等に用いられていた。


レイ・トムリンソンが電子メールのメールアドレスに用いたので1990年代後半以降に身近な記号になっていった。


ANSI、CCITT、Unicode による文字コード規格では、いずれも『commercial at』が公式名称である。

Unicode はさらに『at sign』を代替名称としている。

英語では一般に『at @』あるいは『at symbol』などと呼ばれ、文章中では単に『at』と読まれる。


現在では、atの代わりに幅広く使われだしており、特に、インターネットの電子メールのアドレスで、ユーザ名とドメイン名を分けるのに使われる。

これは、1971年、レイ・トムリンソンが、前述のように単価を表す文字として使われていた@を『このユーザーは、ローカルマシン上(at the local machine)ではなく、他のホスト上(at another host)に居る』という意味を込める為に採用したことに始まる。


メールアドレスでの用法から派生し、自然言語でも、電子メール中などで『人名@企業・団体名』というような使い方をすることがある。

日本語ではその派生としてオンラインゲーム・アーケードゲーム等にて『ニックネーム@所属チーム名』・『ニックネーム@使用キャラクター(アバター)の名前』といった使い方も見られる。