日本の慣用句にして、悪魔の言葉である。

その言葉の通り『口先では嫌とは言っていても、実際は好意が無いわけでない』というと意味。この命題を信じた人が性行為などでSキャラに変貌するのは有名。

既に勘付いているかもしれないが、この慣用はとんだ大間違いである。この慣用句は相手の考え方を自分勝手に逆変換し、相手の意思と真逆の行動を起こすという下手すれば強制や強姦に成りかねない大迷信である。これにより、日本のAVを見た外国人男性が『日本語で【嫌】は「YES」という意味なのか?』という解釈をしたという例もある。
注意してほしいのは、意味通り『嫌と言いながら好んで受け入れたい』というシチュエーションは存在しないわけではないが、それはごく一部の特殊な性癖を持った女性と、彼女が真に心を許したたった一人の特別な関係の男性との間以外で起こることはまず無く、ほとんどはそういうわけではないということ。逆に『本当は嫌と言いたいが、関係を壊したくない為に渋々OKと言わざるを得ない、或いは言えない』というパターンもある。

望まない状況を回避する為には、【嫌】と返された時は【嫌】と解釈することである。心配ならば、『本当に嫌?』等と念押しに訊くと良い。いかなる状況でも相手の体を使う時は、同意は必須である。

語源は諸説あるが、江戸時代のお囃子が由来ではないかと言われている。

ちなみに、184(いやよ)を6回足すと1104(いいわよ)になるが、無論ただの偶然である。

嫌よ嫌よはマジで嫌!!