テニスや野球などのスポーツの際や、ファッションとして手首に着ける装飾品。
ブレスレットの一種。

近年、シリコーン樹脂製のリストバンドに色、彫られたメッセージや記号を入れたものが販売されるようになった。
目的は様々である。
売上金の一部を社会問題等の解決の為の寄付金とするものもあるが、全てのリストバンドが寄付を伴うわけではない。
特定の社会問題等に対する関心や問題意識を高めることのみを目的としたものもある。
これはリストバンドを通し、様々な人、特に社会問題への意識が希薄な若年層に、そうした問題について考えてもらうこと、意識してもらうことを目的としていると思われる。

この種のリストバンドの流行の火付け役となったプロジェクトとしては「LIVESTRONG」プロジェクトが有名である。
同プロジェクトは、精巣腫瘍(癌)から復活しツール・ド・フランスを7連覇した(ただしドーピングが発覚して後に成績抹消された)ランス・アームストロング率いる「ランス・アームストロング財団」が、癌撲滅運動の為の資金集めを目的として、2003年にナイキとタイアップし始めた。
小野伸二など、ナイキと契約を結ぶ多くのスポーツ選手がこの運動に賛同し、黄色のリストバンドを身につけたことから、一気に世界的に有名になった。

最近では、この「LIVESTRONG」に追随して多くの類似プロジェクトが立ち上がっており、特にホワイトバンドプロジェクトが有名である。
以下は、リストバンドの色、訴える目的の例である。

 白:貧困撲滅
 赤:心臓病患者支援
 水色:津波被害者支援
 青:児童虐待撲滅運動
 黄:癌撲滅運動
 紫:気管支喘息、肺病の研究
 桃色:乳癌研究、支援
 橙:認知症サポーター、タバコの副流煙による癌の危険性
 虹色:反ホモフォビアとLGBT受容運動
 白と黒の二連:反人種差別