ヘンな夢だった・・・


普段は目が覚めて
そう(じかん)の経たぬ内に、夢の内容は
消え去ってしまうけど。


鮮明な夢は(あと)になって残る・・・





バッグから携帯電話を取り出す一人の女。


誰かにメールでもしているようだ。


きっと友達か恋人だろう…



するとそこに、一人の男がやって来た。




年齢的には、女性と同世代には見えない。

親子って続柄でもなさそうだ…



その男はポケットから携帯電話を取り出し
女と擦れ違いざまに
自分の携帯電話と相手の携帯電話をすり替える。


 ∑( ̄口 ̄||)


まばたきしてたら
明らかに見逃すトコだったな。



一方、男は手に取った携帯電話で
どこかに連絡しているようだ。


雑踏の中なので
会話の全容は愚か端々も聞き取れない。



そして、間もなく別の女がそこにやって来た。


ほとんど年齢は離れていない…



その女はポケットから携帯電話を取り出し
男と擦れ違いざまに
自分の携帯電話と相手の携帯電話をすり替える。


 ∑( ̄口 ̄|||)


こんなやり取りが延々と続いていく
非現実的な都会の風景だった・・・



これが最新鋭の機種変更の方法なのだろうか。




に満ちたまま
夢から現実へとフェードアウトしていくのであった。