立ちのぼる白煙。

風に乗って渦を巻く。

巻かれた煙は
やがてそこらの大気と交じり合い
消えてなくなる。


窓越しにぼんやり眺めていた雨降りの正午・・・



時折違う方向に流される煙が
どことなく
のような気がして...




ジブンに向かって吹く風が
どんだけ酷くても、
周囲に唆されず異なる道を往こうとする
鏡に映った自分の姿を

そこに見た。