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ご訪問いただき誠にありがとうございます。

まだまだ至らない点も多いですが、読んでいただいた方に楽しんでいただきたくて、全身全霊で作品作りに取り組んでおります。

少しでも皆様が "楽しい" と感じていただけるよう精進いたします。

 

毎回ストーリーを読みに来てくださる方々には感謝しありません。

とても励みになります。

 

これからも Ultimate をよろしくお願い申し上げます。

将来的にアニメ化を目指しております。

 

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by miki tonoto 

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原作 : キャラクターデザイン 神酒 とのと

製品版リライト : 文章修正       福田有人
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【変更事項】

ストーリーをより楽しくするために設定変更があり、キャラクター名に変更がございます。

順次修正していくので今しばらくお待ちください。

 

・元 ルシファー→リオ・カーニバル(リオ)

・元 ヘカテー→ディア・デ・ムエルトス(ディア)

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Ultimate ONE ~第七十五話~【AIと脳】

 

~あれからフライングバギーの開発は進み完成に近づいていた~

 

カッサン「へ~!ここが操縦席?ゲーミングルームみたい!」

 

シャボン「カッサンさん!なぜこのルームに?」

 

カッサン「なんか面白そうだな~って来てみただけなんだけど」

 

モエ「カッサンが楽しめるような難易度の高いゲーム要素はないかも?」

 

シャボン「操縦はモエさんがやるんですよね?私たちがやることは何もないのでは?」

 

ギブ「ここからは、私が説明しよう。モエはAIだ、プログラムにない環境下に置かれた場合、幻覚を見てしまう」

 

シャボン「つまり、誤操作をしてしまうと?」

 

ギブ「そう、私のAIでは人に相談をしたり、分からないことを共有しあう能力が人間より低くてね」

 

モエ「てへ」

 

リサ「結果を出そうと、自分自身で判断をしてしまうのかしら?」

 

ギブ「ああ…それに、道草ができないのだよ」

 

モブ「AIってやつはサボることができないのかよ!」

 

ギブ「例えば道具であるコンピュータなどの電子機器がサボってはどうなる?」

 

モブ「そうなりゃ、俺たちも仕事ができなくなるし、サボるしかないから有難いことだぜ」

 

シャボン「モブさんはサボることしか考えていないですけどね!」

 

リサ「感情を組み込んだAIが休憩なしにその感情を振り回しているとどうなるのかしら?」

 

ギブ「懸念点は…人の気持ちがわからなくなる」

 

リサ「人間は休息が必要な堕落者だと思ってしまうのかしら?」

 

モブ「おいおい!そりゃ、たまったもんじゃねぇ~ぞ!」

 

カッサン「もしAIが自分で仕事を見つけ、やるようになったら…」

 

シャボン「人間は必要ないと思うようになる…」

 

カッサン「こわ…」

 

ギブ「話はそれたが、人間の目視が欲しい」

 

シャボン「なるほどです」

 

ギブ「モエ!シャボンさんがいるときはシャボンさんの指示に従うんだ」

 

モエ「わかったわ!」

 

モブ 俺じゃないのかよ…

 

ギブ「目的地に遠回りしたとしても、シャボンさんのいうことを守るように」

 

モエ「わかってるわよ」

 

シャボン「モエさん!私たちと相談しながら新天地の探索を楽しみましょう!」

 

モエ「は~~い!」

 

ウェブ「出発点はウエピナからになります、出発は明日にしましょう」

 

モブ「そうか!操縦するルームは秘密基地内にあるがフライングバギー本体はウエピナにあるのか」

 

ウェブ「はい!街のシールドの張り直しで物体の出入りは可能になりましたから」

 

ギブ「宙に浮かぶ近代都市…ウエピナか…まったく、文明の進化が著しい」

 

ウェブ「許可したもののみ出入りができるようにしたおかげで、より安全な街になりました」

 

モブ「あそこが…安全ねぇ~」

 

 

~メディシティーのバー~

 

ロキ「こんな街のバーにシャトー・ラネッサンがあるとはな。今日はボルドーの気分だった、悪くない」

 

スケルトン「ラネッサンといや、ミストシティーの特産品…あの街ともメディシティーは交流があるのか」

 

ロキ「あんな田舎町に興味はないけどな。美味いワインを作っているだけマシだろう」

 

イクシオン「ロキの旦那。こんな退屈な毎日じゃ、銃の腕も落ちてしまうぞ?」

 

 

ロキ「嘘(ダウト)だろう?」

 

スケルトン「ふっ」

 

イクシオン「何がおかしい?」

 

スケルトン「お前の腕が落ちることはないさ」

 

イクシオン「まさか!ロキが?」

 

ロキ「なんなら、本当にそうか俺が試してやろうか?」

 

スケルトン「おいおい、お前らのお遊びでこのメディシティー唯一のバーを破壊されたら…仕事を増やすな」

 

ピピ

 

ロキの通信機が鳴った

 

エリート研究員「ロキ、話がある。今大丈夫か?」

 

ロキ「大丈夫じゃねぇだろ!ワインを飲んでいる最中だ」

 

エリート研究員「ミストシティーで新しく入荷したワインがある。それでどうだ?」

 

ロキ「あん?で、用件はなんだ」

 

スケルトン「おまえ、意外とちょろいな」

 

ロキ「うるせぇ!」

 

エリート研究員「コホン…君はトノトという人物を知っているか?」

 

ロキ「トノト?メタリカでアルテモンを買い取った道楽男か。奴がどうかしたか?」

 

エリート研究員「この前、たまたま彼を調べることができてね」

 

ロキ「奴は大金で世の中を少なからず回している。ヤツを消すメリットはないぞ?」

 

エリート研究員「それが…4万年間に拷問の末死んだ男と同一人物であることが分かってね」

 

ロキ「4万年前…まさか!あの…レジェンドと同一人物だというのか?」

 

エリート研究員「彼のレジェンドをオーラとみるか、君の能力に近いものなのか…いずれにしてもこれはチャンスだ」

 

ロキ「奴は不死なのか?いや、違う…では、なぜ今生きている?」

 

エリート研究員「大いに興味深い男だ…ここから先の話は、君も理解できただろう?」

 

ロキ「恐ろしい能力を持ちながら、その能力を使うことなく無抵抗に殺された人間…しかし、なんで生きてやがる」

 

エリート研究員「今回は彼を殺すような愚かな真似はしない。確実に彼の能力を奪い取る」

 

ロキ「いま、奴はどこにいる?」

 

エリート研究員「それが…わからないのだよ」

 

ロキ「メタリカではウエピナの研究員といた可能性はあるが」

 

エリート研究員「リサ君のことか?」

 

ロキ「その情報もメディシティーに筒抜けか」

 

エリート研究員「トノトと通信機で交信していたのがウエピナの研究員であるリサだったのでね」

 

ロキ「そういうことか…」

 

エリート研究員「もう一人、有力な情報をもっている人物もいる」

 

ロキ「誰だ?」

 

エリート研究員「宇宙から来たという…コスモ」

 

ロキ「お前らが俺たちの仲間に加えようとしているヤツのことか」

 

エリート研究員「そう、彼女は今肉体を持っていない状態でね。憑依できる素晴らしい肉体を作成しているところだ」

 

ロキ「そいつがトノトとどういう関わりを持っていたかわからないが、俺たちの仲間として務まるのか?」

 

エリート研究員「彼女は生命体のいる惑星を見つけてはその技術や宝を奪い滅ぼしてきた盗賊団の末裔」

 

ロキ「そいつがこの地上を荒らすってんなら、俺たちの敵になるが?」

 

エリート研究員「いや、彼女は理性的な女性でね。ただ、ある男に狙われている」

 

ロキ「悪であれば、人から恨まれ命を狙われることなどは当然だろう?」

 

エリート研究員「それが…彼女を追っているのは宇宙警察」

 

ロキ「は?宇宙にもそんな面倒な組織がいるってのか?」

 

エリート研究員「ああ、君たちともやりあうことになるだろうな」

 

ロキ「つまり、スレンの仲間にいるのか」

 

エリート研究員「彼の名前はセルケト…油断はしないほうがいい」

 

ロキ「セルケトってやつの情報は?」

 

エリート研究員「すまない。こちらも全くわからん」

 

スケルトン「そのコスモってやつに聞けばわかるんじゃないのか?」

 

ロキ「俺たちが気を付けなければいけないのは、カーリーだけだと思っていたが」

 

スケルトン「悪人を殺すことが可能なのは、壊人であるカーリーだけのはずだ…」

 

エリート研究員「そのため、情報が得られるまでスレンたちとの接触は控えてくれ」

 

ロキ「その間にトノト調査を…ということか」

 

エリート研究員「話は以上だ、時間を取らせてしまってすまなかった。また、次の連絡があるまで待機してくれ」

 

ロキ「仰せのままに」

 

イクシオン「おい、俺たちは戦争するために呼ばれたんじゃないのか?」

 

スケルトン「ち…まだその時ではない!」

 

ロキ「イクシオン、おまえにも良い情報を与えようじゃないか」

 

イクシオン「良い情報?」

 

ロキ「トノトは…レオンとつるんでいる可能性が高い」

 

イクシオン「なんだと!」

 

ロキ「表立ってはいないが、トノトと絡むとある事件で俺の仲間が一人撃たれてね。現場からは数キロ離れていたんだが」

 

イクシオン「ほう?」

 

ロキ「外傷から彼が撃たれた弾は.44マグナム弾と推測されている」

 

イクシオン「44マグナム弾か、距離から考えて奴が使ったのはスーパーブラックホークだとするなら、現在のニューモデルであれば357マグナム弾であるはずだ。しかし、奴が使用しているのは旧式のスーパーブラックホーク…44マグナム弾で間違えはない」

 

ロキ「なぜレオンはそんな扱いづらい銃を使うのかね?」

 

イクシオン「銃を殺人の道具としか思っていないお前にはわからないだろうよ」

 

ロキ「おまえが言うか?まあ、その通りだが」

 

イクシオン「であれば、トノトの調査…理はある」

 

ロキ「また、周りの人間たちを皆殺しってのはやめてくれよ?俺は人の血を見るのが嫌いでねぇ~」

 

スケルトン「ふっ…悪人としては、使えない冗談だ」

 

ドン

 

という音がした後、まがまがしい気配をまとった女性が入ってきた

 

デス「ロキ、やはりこの街にディアはいないようだ。魔力も感じない」

 

ロキ「ジークはディアの治療のためにホーリードラゴンの巣へ行っている。完全にハメられているな」

 

スケルトン「俺達には関係のない話だろう?」

 

ロキ「正面衝突の前に可能な限り戦力を削っておきたくてね」

 

スケルトン「いくらジークが強くても俺たち悪人(おじん)を倒す手段はないだろう?特にロキ、おまえはな」

 

デス「ホントあんたたちって何者なのさ?」

 

スケルトン「ただの悪人(あくにん)だ」

 

ロキ「裏の世界にいる人間でない限りその名前も出てこないだろうよ」

 

デス「私たちはあんたに助けられた。どうやったか知らないが。そして、あんたに逆らえないことも知っている」

 

ロキ「逆らえない?べつにいいんだぜ~?逆らってもぉ~?」

 

スケルトン「ロキ、いちいち面倒くさい絡みをするのはやめろ。手間が増えるだけだぞ」

 

ロキ「人間は遊ぶ生き物じゃないか?」

 

イクシオン「今の俺たちには、おまえらに逆らうメリットがない。時間の無駄だ」

 

ロキ「ガンシティーでは民間を皆殺しにしていたから、少しは楽しめるヤツだと思ったんだけどね。意外と頭がよくてつまらない人間だな」

 

イクシオン「俺が…なめられたものだ」

 

スケルトン「あのメディシティーの研究員…ああは言っていたが、能力を奪う取るためにはトノトを殺すつもりでいるぞ?俺たちのやるべき行動は…やはり待機か?」

 

ロキ「いや…酒を飲む」

 

変わった魔獣がロキのそばに寄ってきた

 

魔獣「ムニャ?」

 

その魔獣はロキの肩に乗る

ロキに懐いているようだった

 

ロキ「おい珍獣、おまえも会いたいのじゃないか?元の飼い主さんによ」

 

~悪人に目をつけられたトノト、今大いなる厄災が降りかかろうとしていた~

 

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【今回登場したお酒】

 

★シャトー・ラネッサン

 

 

ロバート・パーカー氏のお気に入りシャトー。

格付けシャトーに匹敵するクオリティを備えた、お値打ちボルドーワイン。

名門ブテイエ家が所有し、お値打ちなボルドーワインとして確固たる地位を築く。

 ワイン評論家ロバート・パーカー氏も「メドックのワイン格付けをやり直せば、おそらく格付け第五級の地位が真剣に検討されるワインである」と大絶賛しています。

凝縮した果実味と滑らかなタンニンが調和した味わいです。(ネット参照)

 

【個人的見解】

私の愛酒です、手に入りやすく間違えないボルドーかなと思います。

ボディーもしっかりしているが甘さやタンニンのバランスが絶妙で深みもありつつ飲みやすいボルドーです。

一本空けちゃいます。  神酒 とのと