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ご訪問いただき誠にありがとうございます。

まだまだ至らない点も多いですが、読んでいただいた方に楽しんでいただきたくて、全身全霊で作品作りに取り組んでおります。

少しでも皆様が "楽しい" と感じていただけるよう精進いたします。

 

毎回ストーリーを読みに来てくださる方々には感謝しありません。

とても励みになります。

 

これからも Ultimate をよろしくお願い申し上げます。

将来的にアニメ化を目指しております。

 

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by miki tonoto 

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原作 : キャラクターデザイン 神酒 とのと

製品版リライト : 文章修正       福田有人
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【変更事項】

ストーリーをより楽しくするために設定変更があり、キャラクター名に変更がございます。

順次修正していくので今しばらくお待ちください。

 

・元 ルシファー→リオ・カーニバル(リオ)

・元 ヘカテー→ディア・デ・ムエルトス(ディア)

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Ultimate ONE ~第七十話~【もんもんちゃん】

 

ゾンビ「ぐおおおお~~~!」

 

シャクリュウ「でな?最初のビールなんだが、やはりスーパードライか?それとも黒ラベルか?」

 

スレン「だから、さっきから言っているが俺たちは飲み会をしに来たわけじゃないぞ」

 

バウンサー「すまんスレンよ。酒人はジャンケンの前に必ず酒を飲む習慣があるんだ」

 

グレイダー「昔トノトが最初は鳳凰美田のいちごが良いと言い出して、発売まで半年以上も待ったこともあるにゃ」

 

カッサン「い…意味不明…」

 

ヌァザ「ところでスレンよ、そのゾンビとやらに食われているようだが大丈夫なのか?」

 

スレン「ああ…問題ない」

 

カッサン「げ!近くまで来てるじゃん!」

 

シャクリュウ「だから、最初に何を飲むか早く決めないとやられちまうんだってばよ」

 

カッサン「え~!飲んでるうちにやられちゃうじゃん!」

 

グレイダーが飛び出した

 

グレイダー「にゃあああああーー!伸びろ如意刀!」

 

するとグレイダーの爪となっている武器が遠くまで伸びた

 

グレイダー「にゃ!」

 

その爪を振り回すグレイダー

 

ザン!

 

大きく伸びた爪は全てのゾンビを切り裂いた

 

カッサン「すご!」

 

グレイダー「おまえたち、めんどくさいにゃ!」

 

スレン「めんどくさいのはシャクリュウだけだろう」

 

ザン

 

スレンはフラガラッハで自分を食べていたゾンビを切り裂いた

 

スレン「…精気がないな…こいつらどうして動いている?」

 

カッサン「えと~リサさんが言うには、人間に寄生したウイルスが無意識に子孫を増やすために生きている人間を襲うようにプログラムされているとか言っていたかな」

 

バウンサー「ほう?」

 

カッサン「意思のない生物が人間を操作してまた人を襲わせる…なんか自然って不思議ですね」

 

バウンサー「しかし、俺もゾンビを斬ったことはあるがそれほど生命力は強くなかった。脊髄を断てば動かなくなるしな」

 

スレン「そうでもなさそうだぞ…俺が斬ったゾンビ…回復しつつある。俺と同じ不死だ」

 

カッサン「ええ~?ゾンビって復活するの?」

 

バウンサー「いや…ここのはただのゾンビじゃない!

 

シャクリュウ「だから、おれが全滅させたけどまた湧いとると言ったやないか」

 

カッサン「それはさすがに無理!」

 

グレイダー「俺が全部消滅させても無理かにゃ?」

 

カッサン「消滅?神聖魔法では消滅させることができると聞いたけど」

 

グレイダー「神聖魔法?」

 

シャクリュウ「だったら、俺しかいないやんけ」

 

バウンサー「確かに今のシャクリュウは天人の姿をしているが」

 

シャクリュウ「ふ…で?その神聖魔法やらはどうやったら使えるんや?」

 

バウンサー「おまえが聞くな」

 

カッサン「だ…ダメなフラグだ…ハロウィンさんが魔法は呪文を解読して覚えないと使えるようにならないって言ってたし」

 

グレイダー「形は天使でも中身はシャクリュウだしにゃ~」

 

シャクリュウ「性能は天人だからやり方さえ分かればイケるはずなんだが」

 

ゾンビ達「ぐおおおお~~~」

 

ヌァザ「また復活してきてるぞ」

 

スレン「俺をおそったゾンビも復活したな」

 

ゾンビ「うううう…」

 

カッサン「と、とりあえず…なんか唱えましょう!」

 

シャクリュウ「なんかってな…おい」

 

ゾンビ「ごおおお」

 

シャクリュウ「どうやったら消えるんやああああ~~~!」

 

ジュワーーン

 

ゾンビがスレンを襲おうとしていたゾンビが消滅した

 

カッサン「そ、それ!」

 

シャクリュウ「マジか!」

 

バウンサー「おい…大群が来てるぞ」

 

シャクリュウ「どうやったら消えるんやああああ~~~!」

 

ジュワーーーン

 

カッサン「はい!その調子です!」

 

シャクリュウ「どうやったら消えるんやああああ~~~!」

 

ジュワーーーン

 

バウンサー「本当にそれが正しいのか?」

 

シャクリュウ「どうやったら消えるんやああああ~~~!」

 

ジュワーーーン

 

 

 

そして数時間が経った

 

シャクリュウ「はぁ…はぁ…さ…さすがにキツかったぜ」

 

ヌァザ「だが、復活はしていない。さすが神聖魔法という感じだな」

 

ゴゴゴゴゴゴ…

 

奥の扉が開いた

 

カッサン「ひょっとして、ここのトラップはゾンビを全て消滅させないと次に行けなかった?」

 

グレイダー「エグいトラップだにゃ」

 

ヌァザ「たまたまシャクリュウが天使になっていたから気が付いたものだが…」

 

シャクリュウ「だろ?悩んだかいあったやないか」

 

カッサン「次も…あるんですよね…トラップが」

 

グレイダー「おそらくワープだにゃ!」

 

バウンサー「例の大気圏外に飛ばされるというヤツか」

 

ヌァザ「とりあえず、どうなっているか行ってみるしかなさそうだな」

 

カッサン「トノトさん…こんなめんどくさい事いつもやってるの?」

 

バウンサー「ここはまだいい方だ、神殿も見つけやすかったし」

 

次の間へ歩くバウンサー達

 

そこにはガラス張りの部屋と扉が付いていた

 

ヌァザ「見た感じ何もなさそうだが…」

 

カッサン「つまり、見えないワープゾーンが仕掛けられているパターン?」

 

スレン「俺が行こうか?」

 

カッサン「ちょちょちょ!ちょっと待った!ワープゾーンは一つとは限らないし、大気圏外に飛ばされたら不死でも戻れなくなりますよ!」

 

シャクリュウ「どうすっぺか…」

 

カッサン「考えろ、考えろ…えと~トノトさんが私のことが必要だとか言ってたな…ポッ…」

 

バウンサー「違うだろ…」

 

カッサン「私…私、私、私、私…」

 

シャクリュウ「考えとるな…」

 

カッサン「私ができることって…何?」

 

シャクリュウ「考えるのを諦めたんかい」

 

バウンサー「ゲームだろ」

 

シャクリュウ「それでいいんか?」

 

カッサン「ああーーー!それだ!」

 

スレン「何か策でもあるのか?」

 

カッサンは小さなリュックからあるものを取り出した

 

カッサン「じゃじゃ~~~ん!」

 

それはゲームのコントローラーだった

 

シャクリュウ「それで?」

 

カッサン「ふっふぅふ。これは最新型リアルグラフィックコントローラーなり!」

 

ヌァザ「武器か何かか?」

 

カッサン「これは、モエと同じような実体化したグラフィックを操作できる最新型コントローラーなり!」

 

バウンサー「なるほど」

 

みんな「?」

 

カッサン「実体化したグラフィックはワープさせられてもリセットできる!またやり直せるのです!」

 

グレイダー「おおお~~!つまりそれでワープの場所を特定できるのかにゃ!」

 

カッサン「イエス!もちろん飛行することも可能ですので立体的に罠を探せるのです!」

 

バウンサー「トノトが言いたかったのはそれだな」

 

カッサン「さあ~!いでよ!私が手塩にかけて育てたグラフィックペットのもんもんちゃん!」

 

シャクリュウ「もんもん?」

 

カッサンのコントローラーが光り出しなにかが現れた

 

モンモン「わたし、もんもん!カッサン様、私は何をすればよいの?」

 

 

シャクリュウ「お?可愛いキャラを出してきよった」

 

カッサン「これは、育て方によって性格や姿が変わる新しい育成ゲームのキャラクターです」

 

モンモン「わたし、カッサン様のお役に立ちたいのです!何かあったら遠慮なく言うのです!」

 

カッサン「もんもんちゃん!この先の部屋をくまなく歩いて罠が仕掛けられている場所を調べてほしいのです!」

 

バウンサー≪キャラクターにも敬語か…≫

 

モンモン「わたし…ちょっと怖いですぅ…で、でも!カッサン様のために命がけで頑張ります!」

 

カッサン「う…う…」

 

モンモン「カタカタカタ…だ!ダメ!怖がったら、カッサン様を心配させてしまう!勇気を出して進むのです!」

 

カッサン「…う…う…」

 

モンモン「まずは右へ進むのです!カッサン様はどんなに大変な時も、どんなに疲れている時もわたしの世話をしてくれたのです!この身がどうなっても、カッサン様のために進むのです!」

 

 

部屋から声がした

 

ワープを作動します

 

シャクリュウ「あそこな…」

 

モンモン「わたし!怖いですぅ!カッサン様と離れてしまうのでは?と、不安なのです!でも!カッサン様のために!あ…あああ…あああああ~~!」

 

シュン

 

バウンサー「…なにか切なくなるのは俺だけだろうか?カッサン?」

 

カッサンはカタカタと震えている

 

スレン「おい、ダメージがあるのか?」

 

シャクリュウがカッサンの顔を覗き込んだ

 

シャクリュウ「な…ないとるやんけ…」

 

カッサン「うおおおお~~!もんもんちゃ~~ん!」

 

スレン「先が思いやられるな」

 

~そしてリセットを繰り返し次の扉に近づくも、メンタルが崩壊しそうになるカッサンであった~