クローバーどうも、占い師の右京です音譜 ご訪問いただき、感謝いたします。
前回の記事では、「占いのテキスト(Textbook)の選び方」として、テキストの種類・タイプについて書きました。

クローバー今回は、テキストを使っって自習する、独習法(Self-taught law)独学のノウハウについて、個人的見解を書いておきます。即席(インスタント)で役に立つことは無いかもしれませんが、目を通していただければ幸いです。
(下記はライダーウェイトタロットの推奨本の一部です。)

クローバー占いに限らず、何かの知識や技能をマスターしよう、スキルを身に付けよう、習い事をする時って、多少無理をしてでも良さげなテキストを使いたいと思うものです。

クローバーそのテキストには専門的な知識が詰まっていて、きっと役立つはずだと、期待も込めて購入してしまうのが初心者に多い傾向です。ところが、「占い」ジャンルでは残念なことに肝心なことは「秘伝・奥義」として明らかにしていないものもあります。

クローバーまた、テキストというの分厚くなるにつれて、その内容が観念的になりやすいというのが特徴です。書く側は、自身の知識と意欲を一冊の本に盛り込むことで「良い本」に見せようとするものです。

クローバーそれが翻訳書となると、著者の「知識と意欲」に加えて、翻訳者の「知識と意欲」が乗っかってきたりすることが頻繁にあります。その結果、翻訳とか執筆や編集のプロならばともかく、多くの場合は本作りのプロのレベルではありません。ですから、ページ数が増えるだけでなく、中身が伴わない高価な本になってしまいやすいのです。

クローバーこれをサポートも無しで理解しようなどというのは、天才的な能力を持っているのならまだしも、ほとんどの場合は暴挙と言っても過言ではないでしょう。

クローバーところで、小・中・高で使っていた教科書を思い出してください。多くの場合は、一年で学ぶことが一冊にまとめられています。つまり、一年分の分量が一冊の教科書に盛り込まれていて、サポート役として資格を持つ教諭に教わるのです。

クローバーこのように考えると、占いやスピリチュアルな業界の方々ってスゴイですよね。しっかりとしたスキルを持つ人もいますが、そうでは無くてもガッポリ稼いでいる猛者もいて、「清」と「濁」が入り混じっている、ある意味で陰と陽の世界そのままの世界なのですね。

クローバーしかし、それも時とともに淘汰され浄化されるものです。そこで消えずに生き残るには、清濁を併せのむ胆力ではなく、正しいスキルを身に付け、それを高める能力を持つことです。

クローバー話を本題に戻して、小・中・高で使っていた教科書の話ですね。この教科書というのは基本的にシンプルな構成で一冊の本になっていました。ミニコラム欄が挟まれていても、本筋から離れないところが教科書の持ち味です。

クローバーそれでも、知識と意欲を一冊の本に盛り込んだ物に拘る方々もいらっしゃるでしょう。また、丁寧な文章を好まれる人もいらっしゃると思います。ですが、観念的な記述の本は、グループやクラスなど複数の意見や印象を交えながら読むほうが好ましいと思うのです。

クローバーというのも、書き手のペースに合わせて読むと、一種の感化されたり洗脳されたりする状態に陥る危険もあるのです。間違ったロジックを正しいものとして受け入れたり影響をうけたりすると、判断基準が書き換えられるケースもあります。

クローバーそういう意味で、タイプの違った本で、なるだけシンプルに書かれているものを一冊、それと面白いと感じる好みのものを一冊、あわせて2冊以上の本を併読されることをオススメします。

クローバー好みの本を選ぶのは読書としては普通ですし異論はありません。しかし、占いの場合は価値判断力を養うことも目的の一つですから、好みだけで選ぶのではなく、シンプルかつ丁寧な内容で書かれているものを基準にされることをオススメします。

クローバー追記することがあるかもしれないので、タイトルに「その1🖋」と振っておきました。また、ご意見がございましたら、コメントもしくはメールをしてください。お待ちしています。