【読書三昧】 本日は休養日 | うきゃらぴのマル鉄メモ(アメブロ分室)

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 ★大切なのはやめない事とあきらめない事★

今日は一日、空調の効いた部屋で休養しておりました。
世間はお盆期間中ですが、私の仕事自体は暦通りなので、特に非番が当たったり、年次休暇を取らない限りは平常勤務。最も、お休みの会社が多ければ、関連してうちの仕事量は多少減るのかも。(一応、今の時期は閑散期でもあるのですが。)
涼しくなることを期待して、来週末以降の予定でも考えておきましょうか。

今月は鉄道関係の本とかグッズとか買うことも多く。(それ以外も結構買っていますが)
昭和の車掌奮闘記―列車の中の昭和ニッポン史 (交通新聞社新書)/坂本 衛

¥840
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食堂車乗務員物語―あの頃、ご飯は石炭レンジで炊いていた (交通新聞社新書)/宇都宮 照信

¥840
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鉄道公安官と呼ばれた男たち―スリ、キセルと戦った“国鉄のお巡りさん” (交通新聞社新書)/濱田 研吾

¥840
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いずれも「国鉄時代」の話がメインで、現在の鉄道での食堂車営業は実質的に「北斗星」「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」だけになり、鉄道公安制度はJRの民営化とともに都道府県警察に鉄道警察隊が出来て、そちらに業務が引き継がれています。
今も職責・制度として健在である「車掌」さんの書かれた本には、新幹線を除くJR各社またがりの長距離列車が減った今では、なかなか貴重な経験に基づく実話が載っていますし、3冊いずれも国鉄時代の光と影についても語られています。(古きよき時代と言えども、すべてが良いお話だった訳では当然ありえないと言う事ですか。)
そういう意味では、講談社の「モーニング」誌に月1連載されている作品「カレチ」も長距離乗務をしている国鉄時代の車掌さんのお話ですが、決して明るい結末ばかりではなく、背景には業績不振に陥った国鉄の人員合理化の話なども出てきたりもします。

上に挙げた本・3冊も「カレチ」も、このような「国鉄」の時代を経て、今のJR各社の時代になったという理解への入門書的に読んでみるのも面白いかもしれません。

国鉄からJRへの移行については、ダイヤの面からその舞台裏が語られたものもありまして
国鉄最後のダイヤ改正―JRスタートへのドキュメント/進士 友貞

¥2,100
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この本は、国鉄本社で最後の列車課長(ダイヤの設定や列車運行面での国鉄全体の現場責任者)を勤められた著者が、国鉄の分割民営化に際して、いかに新しい会社へ国鉄の最大の商品ともいえる「列車ダイヤ」を引き継ぐのかの苦労が語られています。
現在のJRの営業範囲を決める分割案の制定にかかわる実務者の苦労、列車の運行の元締めである「列車指令」業務にかかわる権限の地域への分割、これは国鉄が分割されて25年経った今、読んでもなかなか興味深い内容だと思います。
分割民営化の原因のひとつともいえる鉄道における貨物輸送の衰退など、個人的に興味を持っている事項はまだまだ多数ありますが、それはまた機会を見て、関係する書籍を読んでみたいと思っています。
(国鉄「改革」にかかわる本というのは、当然の事ながら書いている方の「立場」によってもかなり左右される内容でもあります。政治的な意義や主張はまったく別にしても、もっと現場に近い立場の方の話も興味深いなと考えています。)

鉄道に関係ない本としては、
ユニコーンの日(上) 機動戦士ガンダムUC(1) (角川文庫)/福井 晴敏

¥500
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「機動戦士ガンダムUC」の原作本の1巻目。
私としてはガンダムより、むしろこの著者の福井晴敏氏の作品を読む機会が結構あったので、どのくらい「福井節」がガンダム作品で語られるのかに注目していたりします。
やはり「若いひたむきな主人公とヒロイン、そして組織のメインフレームから離れたくたびれたおっさん」がメインの構図でストーリーが進行するのかしら。

あとはちょっと異色な警察小説として
機龍警察(ハヤカワ文庫JA)/月村 了衛

¥756
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一見、「機動警察パトレイバー」とかを思わせる設定の近未来の警察小説と言った体裁ですが、現在の日本の治安情勢などの要素を絡めており、なかなかスリリングな内容でもあります。(続刊の作品も含めて、現在進行中で読んでおります。)

どこにも出掛けなかったので、ちょっと埋め草的に最近読んだ本の事を書いてみました。
今回はあんまり鉄道趣味とは関係ない感じですが、機会があればまた書いてみたいと思います。