某巨大掲示板を見ていて発見した記事ですが(汗
●最後の車両、茨城へ 昨春廃線の三木鉄道
http://www.kobe-np.co.jp/news/touban/0001982625.shtml (引用元・神戸新聞 東播磨版 6/3付け)
「2008年3月で廃線になった三木鉄道で、残っていた最後の車両が、ひたちなか海浜鉄道(茨城県ひたちなか市)に売却されることが決まった。
清算会社が保有していた3台のうち、すでに2台は樽見鉄道(岐阜県)、北条鉄道(加西市)と契約がまとまり、それぞれの地で運行している。三木市を走っていたすべての車両の「第二の人生」が決まった形となった。
売却が決まった車両は、1998年の富士重工製の「ミキ300-103」。1億円で購入したといい、3台のうちで最も古い。
昨秋に2台の売却が決まってからも、清算会社が国内外の鉄道会社と個別に交渉を続けていた。地方鉄道を取り巻く状況は厳しく、財政難などから難色を示す会社が多い中、車両の老朽化問題を抱えるひたちなか海浜鉄道と契約がまとまった。売却額は500万円。」 (以下省略)
記事によると、車両は6月中に三木鉄道から搬出される予定だそうです。
趣味的にはともかく、今回の転入車導入が、輸送環境改善や利用者からの湊線のイメージのアップになるのであれば、いい話なのではないかなと思います。
保存的存在の車両と、実際地元で日頃利用される方にとっての鉄道車両。
やはり、「(現場で)使いやすい」「(利用者が)乗りやすい」クルマ(車両)の方がベターなのでしょう。
茨城県は都道府県別の自家用乗用自動車の普及率が08年度で全国7位の地域
http://www.airia.or.jp/number/pdf/03_5.pdf
沿線の利用者へのそれなりのアピールポイントは必要になるとは思います。
観光面では、沿線以外からも人を集めるための観光資源(なかみなとの街や港)をメインにして、在来の旧型車両にもまだ頑張ってもらう事はある程度は必要でしょう。
そういえば、かつて廃線になった鹿島鉄道。
石岡~常陸小川間の国道とも並行した、沿線人口の多い地域、その運行頻度はかなり高いものでした。
その沿線を歩いていて、1軒のおうちに2台くらいの乗用車や軽トラックが止められているのをも見ました。
日常/非日常のどのポイントで鉄道を使ってもらうかターゲットを上手く掴んでおかないと、
路線運営にも難しい面はあるのでしょう。
(バスでも、関東鉄道のバス部門での分社化が推進されたり、茨城交通の経営が立ち行かなくなったくらいですし。)
今回の転入車導入が、「いい買い物だった」と言われるよう願っています。