みなさんこんばんは。“岩やん”マサユキです。

今日も涙の話をしていいですか?
僕は音楽を聴くのが好きです。今まで聞いてきた曲数は数千曲に上るでしょう。
その中で唯一、聴きながらむせび泣いてしまった至極の名曲がございます。

それは、エリッククラプトンの“tears in heaven”です。ベタでごめんなさい。

1991年3月20日、アメリカはニューヨークのとある高層マンションで痛ましい事故が起こります。
なんと53階のベランダから4歳児が転落。
その子は無論即死。名をコナー・クラプトンといいました。
エリック・クラプトンの息子です。

“tears in heaven”は天国の愛息に語りかける曲なのです。
歌詞が泣けます。歌詞カードを惜しげもなく濡らしたのを今でも覚えています。

Would you know my name
If I saw you in heaven
Would it be the same
If I saw you in heaven

I must be strong
And carry on
'Cause I know
I don't belong here in heaven

Would you hold my hand
If I saw you in heaven
Would you help me stand
If I saw you in heaven

I'll find my way
Through night and day
'Cause I know
I don't belong here in heaven

Time can bring you down
Time can bend your knees
Time can break your heart
Have you begging please, begging please

Beyond the door
There's peace I'm sure
And I know there'll be no more
Tears in heaven

泣けますねぇ。僕もう泣きそうです。
コナーの死を乗り越え、強く生きていこうというエリックの心情が伝わってきます。
エリックは天国にいる息子のためだけにこの曲を書き上げたのでしょう。
美しいエピソードですね。
事故後の復帰作となったこの曲は大ヒットし、世界中がコナーの死を悲しむとともにエリックに同情し、エリック・クラプトンは更にファン層を広げました。
天国のコナーも喜んでいることでしょう。

と、言いたい所だが!!
どうも、そううまいこと美談では終われないようです。
エリックは“tears in heaven”の作曲過程についてインタビューされ、開口一番、こう答えました。
「あの曲は映画“RUSH”のために書いたんだよ。」

お仕事ですか!!
いくらなんでも正直に答えすぎ!

「タイミングがよかった。“RUSH”は喪失をテーマにした曲を求めていたからね。あの話が来なかったらこの曲は完成させるつもりはなかった。」

だいぶイメージが変わってきました。
息子の死も、仕事につなげますか。
くそぅ。お金の匂いがプンプンしやがる。
俺の涙を返せ!!

でもいい曲だから聴いたことない人は是非御一聴あれ。