朝ドラ『おちょやん』感想 | お茶の間老婆の戯言

お茶の間老婆の戯言

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真央ちゃん(浅田真央)とマリちゃん(元アイドル)を自己中に見守るお茶の間族

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最近は話の展開が進むのが月曜日~金曜日の週5日間だからか、

一応約半年間の放送だったにも拘らず、あっという間に終わった気がする。

特に後半は駆け足で物語が進んで行ったように思う。

 

主人公「竹井千代」は、浪花千栄子がモデルとのこと。

私にとって浪花千栄子のイメージは、「お母さん」というより「お婆ちゃん」だ^^;

ドラマもいくつか見たような気がするが、

何よりも強く印象に残っているのはオロナイン軟膏のホーロー看板。

本名が「南口キクノ」だから「軟膏効くの」をもじっての起用だったとか(笑)

 

「顔が長いお婆ちゃん」というイメージだった浪花千栄子を、

どちらかと言えば丸顔で童顔の杉咲花が演じるということで、

好きな女優だけど、最初は違和感があった。

でも彼女の演技力で、それほど気にならなくなっていった。

 

物語として面白かったし、役者も苦手な人は出てないので楽しめたが、

父親の竹井テルヲが出てくると見る気が失せた。

トータス松本が苦手なわけではないし、むしろ歌は好きな方(笑)

テルヲの子供に対する仕打ちがあまりにも酷くて見たくなかったのだ。

最近は心に余裕があまりない状態だからか、

以前にも増して寛容さが失われて短気になってしまい、

気に入らないとイライラして「見たくない!」と思ってしまうのだ^^;

でもそんなテルヲも意地悪な継母の栗子も、最後は良い面を出して、

「憎らしい人」がいなくなったのは良かった。

まぁ、外に子供を作って千代を追い出す形になった天海は好きになれないけど、

成田凌が演じたこともあって憎めないキャラになっていた(笑)

 

岡安と福富の関係性も好きだし、撮影所、カフェ、劇団、ラジオドラマ、

千代に関係する人々を演じる役者たちもみんな良かった。

篠原涼子を始めとするベテラン勢も演技達者が揃っていて、

カフェの西村和彦(イエローライオンの頃から好き^^)や、

吉川愛(吉田里琴の頃から可愛くて注目してた)が出てきて嬉しかったし、

京都の撮影所で守衛を演じていた役者が、

天海のモデルとなった渋谷天外の息子の3代目天外だと知ってビックリした。

よく見かける役者さんだけど、名前を覚えない私なので後から知った。

 

コロナ禍の中、撮影も大変だったと思うけど、

杉咲花をはじめとする役者の皆さん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした!

 

 

 

ここからは余談として懐かしい話を2つ。

浪花千栄子のオロナイン軟膏のCM繋がりで大村崑について(笑)

 

「とんとんとんまの天狗さん とんまでおセンチお人よし

握る刀は大上段 悪人どもをなぎ払う

姓はオロナイン名は軟膏 子供が大好き僕らの仲間

とんとんとんまの天狗さん」

 

この歌をご存知の方は、私と同年代かな?(笑)

大村崑主演の『頓馬天狗』というドラマなんだけど、

子供の頃によく見てたわ~

 

 

浪花千栄子のホーロー看板と、頓馬天狗の大村崑繋がりで、松山容子について。

私の中では「ボンカレー」と言えば、松山容子。

彼女のボンカレーのホーロー看板も懐かしい思い出だ。

 

松山容子は時代劇でお姫様の役をよく演じていた。

特に印象強かったのは『琴姫七変化』

これは『頓馬天狗』と同系列(おそらく後番組?)で放送されていたんだと思う。

お姫様が男装したり芸者など様々な姿に変身して

免許皆伝の腕前で悪人を懲らしめる、そんな内容だった。

たぶん、私が幼心に「美人」として最初に認識したのは松山容子だったと思う。

子供の頃、美人の代名詞は山本富士子だったけど、

私は松山容子の方が好みだった(笑)