東京ドーム公演のことを書こうと思いながら、

とうとう年が明けてしまいました。
11月の東京ドーム公演は毎年恒例の台湾旅行と被ってしまったので最初から申し込んでおらず、ユノペンチングのおかげで12月21日の東京ドーム最終公演だけは確保することができました。

札幌公演の印象を引きずっていた私は、11月の東京ドーム公演が良かったという感想を目にしても半信半疑。
相変わらずテンションが上がらないまま、その週を迎えていました。

そこへ飛び込んで来たSHINee ジョンヒョン逝去のニュース。
私自身も強い衝撃を受けましたが、既に公演準備のため日本に滞在していたユノの気持ちは如何許りか。
同じ事務所で、東方神起のすぐ下に位置する弟グループのジョンヒョンの死にユノが相当なショックを受けていることは間違いなく、先輩であるヒョンとして自分が何もしてやれなかったことを強く悔いているのではないかと思われました。
2日後の20、21日の連続公演を控え、翌19日朝には生放送出演が決まっている状況。
ユノはどうするのだろう?と気を揉んでいましたが、ジョンヒョンの顔を見て直接お別れせずにはいられなかったのでしょう。

ユノは19日の生放送とその翌日の番組収録を終えた後、韓国に急遽帰国して、ジョンヒョンの弔問に向かいました。
ネットのニュースによれば、2人が葬儀場に到着したのは19日夜10時。風邪を引いていると言われていたユノは、眠れぬ夜をソウルで過ごし、たぶん最悪のコンディションで翌日朝早く東京に戻って来ました。
周囲のスタッフが心配する中、そのままリハに入り公演を行うという強行軍は、肉体的にも精神的にも相当なダメージがあったと思われますが、気力とジョンヒョン追悼の強い意志で乗り切ったように思います。
20日の公演前には東方神起からのジョンヒョンへの追悼メッセージがスクリーンに表示され、プロとしての公演を全うしなければいけない辛さと、側で最後まで見送ることができない切なさに溢れた公演となったようです。

私が参加した21日の公演は、精神的に少し落ち着きを取り戻し、ジョンヒョン追悼のために更に頑張ろうとする強い想いを感じたステージでした。
ユノは風邪でコンディションが悪いはずなのにすごく声が出ていて、音程の不安定さもありませんでした。

途中、本来なら「とうきょう〜!」と叫ぶところで「ジョンヒョナ〜!」と叫んでいたと後で知り、胸が熱くなった。

あの日は出棺の日であり、本来ならば身近な先輩としてその場にいたかったことでしょう。その気持ちが込められた叫びだったのだろうと考えずにはいられませんでした。
特殊な状況がもたらしたエネルギーもあったと思うけれど、確かに札幌とは違う公演がそこにあり、次の公演を観たいという気持ちが私にも少し戻って来た気がした東京ドーム公演でした。

最後にもうひとつ書いておきたいことがあります。
BSスカパーで、メロホリックの前にBIGBANGの日本ツアー最終公演の生中継があった日、彼らがどのような公演をするものか興味があって録画をしていました。
G-DRAGONの音楽的才能は認めているし、D-LITEのエンターテイナーぶりも評価しているので、さぞかし凄いステージなのかと期待して見ましたが、驚くほど薄っぺらなステージで、逆の意味で感嘆しました。
4人で歌う時間は少なく、ソロや2人で歌う時間と日本語が堪能な2人による掛け合いMCの方が多い印象で、「なんて楽なステージなんだろう」とびっくりした次第。

おまけに生中継だというのに、公演開始が30分以上遅れ、その間テレビの画面には、ただただステージと会場を動き回る観客が映し出されるのみ。
こんなに観客や視聴者を馬鹿にしたステージが許されるなんて、日本のファンも舐められていますね。
力はあるはずのグループなのに、最後まで本人達からも演出からも、日本のライブステージに対する情熱を感じることはありませんでした。

本国での公演もこんなレベルなのでしょうか。
兵役のためこの公演を最後に2年以上ファンと会えないというのに、彼らの想いは届いてこない。音楽的な嗜好の問題とは別次元の「ファンに対する姿勢の違い」を感じずにはいられませんでした。
東方神起の札幌公演の感想で「これまでで一番冴えない公演」と書きましたけれど、BIGBANG の公演に比べたら、エンターテイメントとしてのステージの格の違いは歴然。
そして何よりも東方神起の日本公演は、アーティストもスタッフも「観客ファースト」を強く意識したステージなんだと認識を新たにしました。

単なる身びいきではなく、長きに渡り様々なエンターテイメントを見てきた目がそのように感じたのです。