浮き世世之介の不老長寿、一直線 ♬

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「人生150年」

不老長寿にまつ
るネタを披露します。

題して、"Project-150"

世の中の社会現象もおりまぜて
毎日更新するつもり。

健康、アンチエージング、ダイエットに
興味がある人は見ておいて
損はしないと思うよ。

もうすぐ還暦を迎える
団塊の世代の後塵を拝するモラトリアム世代の男子。

あろうことか不老長寿の夢を抱いてしまい
その実現向けて切磋琢磨中。

まだまだ修行の身なれども
その顛末をブログに日夜更新中。

不老長寿や健康、ダイエットに関係することで
役に立つ事があるかもよ。
Amebaでブログを始めよう!
昨日は世間的にはクリスマスだったね。

俺にとっては特に何の意味も
ない行事なんだけどね。

クリスチャンでもないし。。。

なぁんて言うとひねくれ者みたいだけど
実際、何も感じないんだからしょうがない。

そんな俺だけど
子供の頃は、ツリーの飾り付けを
ワクワクしながらやったり
滅多に食べられないクリスマスケーキの
生クリームの味に
うっとりとしたりした時代があったことも確かだ。

そうだ、今日はおふくろのところへ行ってみよう。

昨日のお昼頃にそんなことを思いついた。

せっかくだからケーキでも買って行って
おいしいコーヒーを入れてやろうかな。

ちょっとしたクリスマス気分を
味あわせてやろう、なんて
柄にもないことを考えたんだ。

おふくろは一人暮らし。

昨年の春、オヤジがガンで亡くなって以来、
広い一戸建てに一人で住んでる。

80過ぎてるけど
幸せなことに、足腰も丈夫だし、
内臓も、どこも異常がないのだとのこと。

ナント、目もいいのだ。

もともと裸眼で1.5見えた人が
遠くはそのまま見えていて
近くもそのまま見えてる、らしい。

つまり遠視も近視もないのだそうだ。

みんなからうらやましがられるような
そんな老後を過ごしている。

ただ、あまり友達がいなくて
寂しい、を連発している。

あと、夜寝られないのが悩みのタネ。

自分では不眠症だと言っている。

愚痴をこぼす事も多い。

俺はとうとう今年一年
一度も実家に帰らなかった。

だから年末までに一度は
行ってみたい、って思ってた。

それを今日決行しようと思い立った訳だ。

夕方の会議が長引いて
結局、職場を後にしたのは
18時半を回った頃だった。

職場からちょいとデパートによって
ケーキとコーヒー(紙で組み立てるやつ)、
お供え物を買って、
結局実家に着いたら8時半を過ぎていた。

食事のことは気にしなくていい、と
電話で行っておいたので
多分俺自身腹が空くだろうと思い、
途中で買ったフレッシュネスのクラシックバーガーと
コーヒーを飲みながらの運転だった。

ケチャップやマスタード付けると
こぼれてズボン汚しそうな気がしたので
そのままで食べた。

味が薄かったが、牛肉の味が美味かった。

さすがフレッシュネスだゎ。

(考えてみれば、実家まで持って行って
そこでゆっくり食べてもよかったのだけどね)

2時間ほど居たかなぁ。

このブログで書いた例の犬の事、
話題にしたら、しっかりと覚えてたよ。

「あんた、ひどく落ち込んどったよね」
と言われた。

だけどあの不思議な現象については
当時、俺、言ってたはずなんだけど
覚えてなくて、改めてかなり驚いてた。

あまり言うと
この広い一戸建てに一人暮らしの母親を
怖がらせることになるから、
お彼岸で仲の良かった俺のところへ
遊びに来たんだろうと言って
お茶を濁しておいた。

「あんた、かわいがっとったからね」
と母は言った。

睡眠薬が医者から4種類も出てるというので
その場でPCで調べてみたら
一つはセロトニンのサプリだったんで
これはいいんじゃない?ということで残しておいて
それ以外は捨てる事にした。

いずれにせよ、薬物による入眠というのは
あまりよろしくないので
ここはちょっと発想を変えてもらおう、と思い、
このように説明した。

眠れない、とは言っても
体に障害が出てるわけじゃない、
むしろ他の老人達に比べてずっと健康的な
生活ができている、

ってことは、

不眠症と言ってるけど
実はそれだけの睡眠で
足りてるってことだ。

これはものすごくお特な話なんだよ。

だって、普通、8時間寝なくちゃ健康が維持できない人は
一日に16時間しか活動できない、

だけど2、3時間の睡眠で済んじゃうってことは
一日に20時間以上も活動できる、
つまり楽しめる、ってことだ。

これはお得な話でしょ。

世間のビジネスマンからしたら
うらやましいような体質だってことだ。

ただ、夜中、活動するのは難しいし危なっかしいから
本をよんだりラジオを聞いたりして
有意義に過ごしたらどうか、
という提案をしてみた。

特に、俺がときおり仕事が深夜になったときの
帰りのカーステで聞いてる「ラジオ深夜便」のことを
勧めておいた。

実際、俺の父親が最後の入院をしているとき
ラジオのそばに「ラジオ深夜便」の月刊誌が置いてあって
「あぁオヤジって、これ聞いてたのかぁ」と
思ったのだった。

ラジカセをFM NHKに合わせておいた。

実家を10時半過ぎに出たのだが、
そのちょっと前に父親が書斎に使っていた部屋を
のぞいてみた。

父親は、急に高熱が出て病院へ行き、
即入院となってそのまま帰らぬ人となったので
この部屋には父親の日常がそのまま缶詰みたいに
残っていた。

亡くなってからもう1年半になるけど
入院直前のままの状態だった。

驚いたのは、俺の読んだり興味をもってると
かなり近い本を父親が持っていたことだ。

映画「赤い月」の原作もあった。
まぁ、これは戦前戦中の満州の話だから
オヤジだったらありうる、と思ったが
驚いたのは
グラハム・ハンコックの「神々の紋章」が
上下二巻とも置いてあったことだ。

へぇ、オヤジこんな最近の本も読んでたんだぁ。

さすが読書家だなぁ。

ピラミッドの謎に迫るドキュメンタリーなんて
およそオヤジとは縁がないと思ってたのだが。


。。。



それにしてもだ。


父と子が仲違いして数十年。

亡くなる直前にようやく心が通い合ったとお互いに思っていて
わずかその数週間後にあっけなく逝ってしまった。

これからもっといろんな話ができたのに、
と思うと、残念でならない。

「親孝行、したいときに親はなし」

と耳タコの川柳が、今更ながら
ズシリと重みを持って頭に浮かんでしまう。


。。。

こんな感傷的なことを考えながら
クリスマスもあと1時間で終わり、という
街中を車を飛ばし、家路についたのだった。