去年のバレンタインは、仲良しの男の子に好きな子がいるかどうかを聞き出すよう、
クラスの女の子に頼まれて断りきれずに困っていた人の良い息子。
頼んできた女の子に息子は好意を寄せていたと思われるふしもあって、
ちょっと寂しそうだった。
結局、贈られたチョコレートは母から(しかも翌日)の1個だけ。
あぁ無情
先日、夕ご飯を食べている時に「ホワイトデーって何を贈るの?」と尋ねてきたので
『おっ?今年はもらえる当てでもあるのか?』と思いきや、私が口を開く前に
「ま、チョコもらった人が考えたらいいことだよね。僕には関係ないし」
と、10歳にして既に人生を諦めた口調。
今年は息子にも心弾むような出来事があるといいな~
でも、きっともらえないよね~ここはひとつ私が奮発して…
と思っていたところ、
息子、土曜に発熱。
インフルエンザに罹りました。
夫はその前日から風邪で珍しく寝込んでおり、昨日には娘も発熱。
発症が1日ずつずれてるから病院も3日連続して通う羽目に。
具合が悪いなら、おとなしく寝室で休んでいれば良いものを、
寝すぎて腰が痛いだの、退屈だの、食欲が無い、味がわからない、
眠いのに寝られないと、不機嫌な3人にリビングを占拠されて
一人寂しく台所で、おかゆを炊いたり、すりりんごを作って
楽しくない3連休をすごした。
そして、バレンタインの今日。
「休んでるから、チョコもらえないしなっ」と、うそぶく息子。
それは、休んでなかったらプレゼントもらえたかもしれない人が言うセリフですっ
「わ~い大事に食べよ~っと」
と言いながら、もう半分以上食べている。
夫にあげたのは、ベルギーチョコと
10年前に自分用に編んでいて
袖をつける前に放置していたのを先週発見して
袖をつけたニット。
メンズサイズで作っていたのを幸い、最初から夫のために作っていたことにする。
ボタンはまだ無い。
チョコは写真撮る前にどこかへ隠された。
つらそうなのに薬を頑として飲まない娘。
吸引薬リレンザは吸えないだろうからと
タミフルを処方されている。
ゼリーに混ぜてもアイスに混ぜても
「いや~っ」
やけくそ気味に
「チョコ食べる~?お薬ついてるけど…」
と言うと、意外にも「ちょーだいっ」という返事。
半信半疑ながら目の前で、Maryの生チョコに
タミフルドライシロップをトッピング。
「美味しい~」
代わって欲しい…