今年の夏、猛暑だったからか家が古くなってきたからか、
はたまた、私が掃除をこれでもかってくらい怠ったせいなのか…
家の中に蟻が出入りするようになった。
しばらくは、控えめに出入りしていた蟻たちも、
こっちが静観していると、だんだん調子に乗ってきて、
最初は窓辺を数匹ちょろちょろしてるだけだったのが、
徒党を組んで人様の体にあがりこんでくるようにまでずうずうしくなった。
アリの巣コロリを買っておいてみたが、まるで効果なし。
実際は、息子が「何これ～？」と不用意に持ち上げて
中の毒エサを床に撒き散らし、
娘が誤って口に入れると困るので設置２時間後にあえなく撤去したので
実際の商品の効果は不明。
失点を挽回するかのように、息子が虫除けスプレーでアリに攻撃を加えてみるも、
天然ハーブオイルの忌避剤（バズオフ）なので、殺虫効果はなく、
スプレーされて動きが止まるものの、スプレーが乾くと
また元気になってせっせと働きだす。
しかも、娘が兄の真似をして目に付いたスプレーを手当たりしだい
床に向かってスプレーしようとする。
それを止めると今度は、「あ～っ、あ～っ」と
とっても大変なことが起きているとばかりに
蟻が動いているのをその都度教えに来て、退治するよう催促するので
うっとおしくてしょうがない。
この期に及んで、やっと重い腰をあげて家の外に殺虫剤を撒くことにする。
なぜか、目をキラキラさせて「やろうやろう！オレ、手伝う！蟻殺す！」と
いう息子（何かストレス溜め込んでないか？）と、
ゴム手袋とマスクをして風がやんだ夕方になってから
家の外周に殺虫剤をまく。
臭い。
一応撒き終えて、家に入ってしばらくすると、
なんとな～く、気分が悪くなってきた。
しかも、体もかゆくなってきた。
息子も夫もなんともないらしいが、私の方は頭もクラクラしてくる。
その日はそのまま寝込んでしまった。
昨日、実家の母と電話でその話をして
「薬の利きかたが蟻と同じくらい…肝機能が低下してるかも」と言ったら
「どうせなら、働き者加減が蟻と一緒だったらよかったのにねぇ」
と返された。
母はきっと長生きできると思った。
がんばれると、いいな… →→
