【本】なぜネギ1本が1万円で売れるのか? | おぼえがき 二胡、猫、クロスステッチ・家庭菜園

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平日SE、週末農業、猫20匹と暮らしています。'20年10月購入の中古一軒家の一人暮らしの満喫話、平日SEの仕事しつつ週末農業、メルカリやアフィリエイトの副業、老後資金確保の投資、趣味の二胡やクロスステッチや読書の事を書いています。


なぜネギ1本が1万円で売れるのか?

 


 

この本をAudibleで聴きまして。

面白かったんですよ。



こないだの本がクソだったので、余計にそう思うのかもしれない(笑)

 


ところで私、読書感想文って苦手でして。。。



〇〇を読みました。

面白かったです。



コレ以外に何を書けばいいんだろう?って(笑)


なかったです?そういうの。



PM試験とか小論文を書かなくちゃいけないけど、そもそも読書感想文すらまともにかけないのに無理ゲーっぽい。


なので、口コミ書いたりして練習。


口コミ、読書感想文と小論文はまったく形式ちがうけどアウトプットの練習です。

 

 

ということで。読書感想文(口コミ)!


 

読書感想文(口コミ)



タイトル「なぜネギ1本が1万円で売れるのか?」からして衝撃的で引き込まれた。

 

「本当にネギが1万円で売れているのか?どうやって?誰が買うのか?」

 

そんな疑問もわいて本を手に取り、開いてしまった。

 

本は、著者の経歴から始まる。


学生時代はスポーツに専念していた。あるスポーツの選手になるはずだったがその夢を絶たれる事となり、消費者金融に入社。

入社した時に「漢字が書けない」「割り算もできない」状態だった著者。

 

理由は「スポーツにのめりこみすぎたから」。

 

「何事もととことん突き詰めるタイプ」と著者自身が言っているが(それにしても限度があるだろう・・・)と突っ込みたくなった。

 

ただ、そんな状況も、持ち前ののめりこむ性格で、上司に教えてもらいながらクリアしていく。
 

消費者金融なのに電卓も叩けなかった(!)ので、それも練習、練習、練習!! すぐに誰よりも電卓が早く叩けるようになったそうだ。

 

本の後で出てくるが、著者は問題を解決する際に、よく計算をしている。 その元となっているのは、この電卓練習。話はここからつながっていったか。

 

消費者金融の仕事も持ち前のとことん突き止める性格から、失敗してもめげず、やり遂げる。 

 

その結果、25歳という若さで社長、20代で7社の社長となる。この時点で相当異端児だ。


ただし、順風満帆かと思いきやそうはいかなかった。農業に転向することになる。

 

農業をやり始める時は

 

「社長もやってきた、営業も得意だ、ならば農業だって余裕だろう」

 

と自信満々だった。


ただし、その思いは「農業の現実」にすぐに打ち砕かれることになる。



著者はネギ栽培に取り組むが、土地探し、農協への集荷制限(村八分)、雑草との闘いなど、コレでもかと苦難は続く。

畑が全滅したことも1度や2度ではなかった。

販路獲得、利益の確保など、課題や問題は山積み。



ただそこは、著者のこと。

問題を従来の農家とは違う着眼点から問題に切り込み、取り組んでいく。

 

原価はここ15年で1.5倍にUPしているのに、単価は15年据え置き。おかしくないか!?

 

農家の多くが「そんなもの」と受け入れている問題に切り込み、解決していく話は、サクセスストーリーのようでワクワクさせられた。



この解決の中で1本1万円のネギ、モナリザが産まれるのだ。


モナリザによる知名度アップから「寅ちゃんネギ」のブランド化に成功。単価もあがり、収入も安定していく。



著者だからできたんだろう、成功ばかりで自慢か?と思うかもしれない。私も読み進めてそう思った。そう思っていた矢先、沢山の失敗を重ねてきたと著者は失敗談を語りだした。なるほど、よく相手の事を理解している。その失敗談には、失礼ながら声をあげて笑った。



本の内容は、タイトルとおり、ネギ本来の話も勿論かかれている。

 

・ネギ2本298円でスーパーにおいてもらうための戦略

 

・ネギ1本1万円の「モナ・リザ」という、200万本の中でも10本くらいしか生まれない超希少なネギは何故生まれたのか、その経緯

 

・優良ネギの栽培方法


こういった話が、実際のエピソードや考え方を交えて、惜しみなくかかれてあり、ネギ栽培している人にも、ヒントはあるのではないだろうか。




ところで、この本のターゲットは誰なのだろうか?

メインはビジネスをされる方だろう。だが恐らくこの本は、誰もがターゲットになりえる。誰もが気づきとヒントを得られる。

 

この本を読むと、農業への見方が変わる。少なくともうちの近所のスーパーのネギの価格を再確認したくなるだろう。


ビジネスマンであれば、販路獲得、営業戦略、問題課題への取り組み方など、参考になることも多い。


農家の方も、読むと何かハッとするものがあるのではないだろうか。




著者は「そういうものだから」と問題を直視せず、慣習に埋もれた日本農業に、一石を投じる存在だろう。異端児・風雲児というべきか。本当にすごい人が農業界に参画したものだ。

 

読み終わる頃には、人間味あふれた、何するにも全力投球の熱い著者に、すっかり魅了されてしまった。


ぜひとも著者の作る「寅ちゃんネギ」を食べてみたいものだ。

 



 

「極みネギ」プラグの考案者!


こっからは素での感想ね。

 


なぜこの本を手に取ったかというと、タイトルに惹かれたから。


あなたにオススメにでてきて。


ネギが1本1万円?うそーー?誰買うのそんなネギ。


そう思って。タイトルが秀逸ね、興味引くもん。



Audibleであったので、前に聞いていた本が丁度終わったことだし、聞いてみるか…とさほど期待もせず始めた次第。


本の中であって知ったけど著者の清水寅さんは


「極ネギ」のプラグの考案者


でした!


プラグは、苗を植えておく小さなプラスチックトレーのこと。


去年の家庭菜園で、「極ネギ」のプラグを見かけて買いまして。

ネギって根っこむき出しの束で売ってるイメージでした。実際そうですよね?


それがトレーに小分けされてるのがすごく印象的でね。

 

値段はたしか20本で598円。


ちょっと高かったけど、結果全部、大きく美味しく育ったんです。それがこの著者の考案だったんですよ!



その産み出された経緯も本に出てきていて


「あぁ、そういう理由だったんだ!」


とちょっと感動しましたね〜。

この著者の名前が広まっていないのは、種苗会社さんや農家向けに苗を卸しているから。


プロ向けの販売をしていて、一般の消費者向けの直売をしてないからなんです。



しかし、モナリザ!1本1万円!!

ネギに1万出せる人ってどんな人〜!!


ていうか、本当に売れるの?と思いきや、売れてるんですって!予約すぐ入るんだとか。


凄いよね。。。

どうやったら1万円で売れるんだろう?


そんな戦略がこの本には惜しみなくかかれています。本ではモナリザの作り方も詳しくかかれていたりして、こんなに公開して大丈夫?と思うくらいです。



とにかく熱い!何事も全力。全力すぎて笑っちゃうくらいです。

でもそこがとても面白く魅力的です。



この方、ホントに面白いし凄いと思うんですよ。多分、どこの業界に行っても革命と旋風起こすと思います。


知名度そのうちもっと上がる気がします。

清水寅さん。

いいお名前ですね☺️



今年もネギのトレー買おうか!と思ったけど、残念ながらネギの種をかってしまった!


でも著者の栽培のいくつか真似てみようと思います。


ふふふふふふ。

そして太いネギをじっくり味わって…💕



それにしても面白い本でした。

とりあえず、スーパーに行ってネギの値段確認して、蕎麦にネギ入れて食べたくなりましたよ🤣





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ここまで読んでくださった方、ありがとうございます!



前半のかたーい読者感想文

後半の私の素の文


どちらの方が、よりこの本を読んでみたいとおもいました?



そもそも読みたくねーよ!かもですが私なら…



どっちでも読まない!(笑)

や、人に勧められて本あまり読まないからね😅




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