花組祝祭喜歌劇『CCASANOVA』東京宝塚劇場 千秋楽ライブビューイングを映画館で観劇してきました。
●お芝居について
『CASANOVA』は観劇と千秋楽ライブビューイングを一度ずつ、
それとBlu-rayで見ましたが、
今日見たお芝居はそのどれとも違っていました。
脚本は一切変わっていないのに!
特にカサノヴァが脱獄して以降がその変化が著しい。
非常にコメディ要素が多くなり、お芝居のアドリブも多く、
緩急のついた舞台になっていました。
殊に年寄りのukiuki-takarazukaにとって
静かなラブシーンは少し集中が途切れやすい場面なので、
カサノヴァとベアトリーチェのラブシーンを喜劇色強めにしたのが
良いと思いました。
またそんなトップお二人の影響なのか、
端役の方のお芝居もとても上達したのを感じました。
本当に数え上げたらきりが無いほどです。
(カサノヴァがドゥカーレ神殿に侵入した際、彼を
道案内する侍女たちのお芝居や、
カジノでモーツァルトが仮死状態になるお芝居など)
ずっと飽きずに『CASANOVA』の世界に没頭できました。
●スターの皆さん
舞空瞳さん
本公演のマノン・バレッチと、新人公演のコンデュルメル夫人が
とても好演でした。
星組トップ娘役就任、おめでとうございます。
鳳月杏さん
柚香光さん演じるコンデュルメルとのすれ違いのお芝居が好きでした。
夫婦の温度差が巧みに出ていたと思います。
冒頭のサン=マルコ寺院で、男役での群舞もカッコ良かったです。
月組での公演を楽しみにしています。
仙名彩世さん
改めて、観客を楽しませることを1番に考えている方だと思いました。
俄かの私でも後半の歌で感極まって映画館で涙したほど。
今後のご活躍を心から祈っています。
お疲れさまでした。