2015年10月12日(月)



徳島の自宅を午前5時に出て、

伊予西条IC~寒風山トンネル~町道瓶ヶ森線(瓶ヶ森林道)~土小屋経由で

紅葉を求めて石鎚山へ行って来ました。


途中、

町道入り口に『この先、よさこい峠~土小屋間通行禁止』なる看板が・・。

「行けばどうにかなるさ!先のことは着いてから考えよう!!』

と、至って前向に車を走らせること約1時間。

ヤッパリ✖でした。







此処(よさこい峠)から約3km、土小屋まで車道を歩きます。

他にも数台車が・・。

同じ前向き思考の仲間が居て 安心 安心

8:52
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工事関係者の優しい心遣いで、工事箇所を通過させて頂き、

山中へ迂回する事なく、大いに助かりました。

(帰路も通過させて頂きました。)

(ありがとうございました。)

お陰様で、早く着き、9時半に土小屋へ到着。



一般登山道を歩くこと約1時間。

第一ベンチで、東稜と南尖峰~天狗岳~弥山を見上げながら小休止。

上着を脱ぎます。

10:31
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10時55分に、一般登山道と別れ、東稜へ!

此処から南尖峰へと!直接突きあがる岩稜をを上ります。

先ずは、灌木とクマザサが茂り、岩が点在する急坂を!!

11:07
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東稜基部から約1時間半。

矢筈岩が

クマザサの急登が

南尖峰直下の崖が

頭上に迫ってきました。


景観に酔いしれて、かなりのスローペース気味です。

まあ、いいか今日は!!

周りに誰もいなしい。


いつもなら、この時期、このルート、

紅葉目当ての登山者で溢れかえり渋滞を起こしているのだが?


何故か??

今日は此処まで未だ誰にも会いません。

11:15
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矢筈岩。

小休止、喉を潤します。



左のクマザサの中を急登しますが、これが中々の曲者。

足元は、岩塊の大きな段差の連続です。

11:31
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東稜南面の支尾根。

遥か下流は面河。

12:10
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南尖峰直下からハカバ尾根を。

12:18
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12:19
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さて、

南尖峰への最後の登り。


余裕のピースですが、

はて?さて!どこを上るのやら!?!

12:19
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おっと!!

その前に”蟹の横這い”(剱岳さん、失礼)

このルート、核心部の一つです。


と言っても、

最近は、この下の笹中に新しく安心・安全(面白くもない)道が・・。

むやみやたらにトレースを付けるなよ!!

この”蟹の横這い”怖いようなら東稜には入るなよ!!


この上部は、

もっと危険で

もっともっと上級のスキルが必要なんだが!?!?!?

12:27

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東稜、最後にして最高の核心部。

岩壁を、両手・両足+頭を駆使して這い上がります。

マーキングも鎖も梯子も、勿論無し!!

ルートファインディングの技量も試されます。


追いついてきた、ご家族(3名)から先に上っていただきます。





実は、

このご家族、強者揃いでした。

難なく、中央の大きなクラックルートを上ってゆきました。

見かけで判断してはいけません。

(私たちもそれを見て、続いてみましたが、完敗。)

(なす術もなく二人とも二手で敗退!!)

でした。


3名のご家族様、失礼いたしました。

12:44
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気を取り直して!

気合を入れて!

私たちは、

右寄りの左斜め上に走るクラックを利用する

クラシカルなルートを上がりました。

12:54
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この最後の難関、

色々なルートがあって、

前述の二つのルート以外には、

左へ大きく迂回して、

南尖峰トップへ東から(ほんの少し)至るルートがあります。


こちらは、

技術的には難しくありませんが、高所感をタップリ味わえて、

スリリングです。




そして、更に、今日は新しいルートを教えられました。

上から見下ろし、

『よく探してごらん、いろんな処に足の置き場も掴み処もあるよ。』

と、声を掛けて降りてくるお爺さん。

(70台半ばにしか見えません)


信じられないルートで降りてきて、あっという間に

スルスル スーッと 下山してゆきました。

まるで、神業!!

脱帽(ヘルメット)!!!




南尖峰トップにも、東稜を先に上がったご家族が居るのみで、閑散としていました。

風が強く、寒いので、私たちはスルーして、天狗岳へ。



振り返って見る南尖峰がガスの中に・・・・・・・・。

13:15
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天狗岳頂上付近はは沢山の人で賑わっていて、

岩稜にまだまだ続々と向かってくる大勢の人たちが・・・。


少々渋滞気味の上に、

四つん這いになってしか進めない人もいて、

通路が狭くて両サイドが切れ落ちている個所は、尚更の混雑の様を呈しています。



弥山まで来たら、ついでに(?)折角だから(?)

天狗岳も(!)

との気持ちも解らないではありませんが、



腹這いや、四つん這いでしか進めない人は、弥山までにしては!!

いかがでしょうか!!!


《弥山直下の鎖場ではこんな光景も!》

弥山から天狗岳へ向かって鎖を下り、その順番を待つ人の群れ、

その鎖場の中ほどで、

上るに上れず退避し続ける親子(小さな二人の子を連れたお父さん)、

その下、鎖場を降りきった手前には、退避して、弥山へ帰る人たちの行列、


堪らず、声を掛けて、弥山へ帰る人たち(10名ほど)を優先して、

幼い子供たちも無事に弥山頂上へ!!


幼い子供を連れて天狗岳向かったお父さんも如何なものかと思うが、

その立ち往生している(と、私には見えた)親子を無視して、

自分を優先して行動する人も如何なものかと思います。

13:18
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何はともあれ、私たちも弥山にたどり着き、

一般登山道を上ってきたOさんと再会し、

遅いお昼(シャリバテ寸前状態の身体にはすこぶる上等)をいただき、

早々に下山する事に。

風が吹くと寒いし、ガスって何も見えないし。




下山は一般登山道を下って土小屋へ。

土小屋からは車道を通って、工事現場をスルーさせて頂き、駐車場へ元気に帰着。

16:32
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帰路は、再び町道瓶ヶ森線を走り、

寒風山トンネル口から2kmほど高知へ向かい、木の香温泉でゆったりまったり。

いいお湯でした。


伊予西条ICから高速道路に乗り、午後9時過ぎに無事帰宅。


ありがとうございました。

今回も無事に山行を終えることができました。