我が国の418日時点でのPCR検査件数は、人口百万人当たり796件であり、世界的に見て圧倒的に少ない状況です。

324日、五輪延期決定後、4月7日に関東・近畿・九州圏の7都府県を対象とする新型インフルエンザ等 特別措置法に基づく「緊急事態宣言」、同じく4月16日の全国への範囲拡大の後も、東京都のPCR検査実施件数のグラフを見ると、PCR検査受け入れの方針は基本的に大きな変更はない印象です。

 

WHO事務局上級顧問渋谷健司さんが、日本の感染拡大防止策に以下のような警鐘を鳴らしています。2020.4.19
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200417-00000078-sasahi-soci&p=2
 大都市では感染経路をすべて追うことは非常に困難です。『どの段階』というよりは、そもそも検査を絞り続けた戦略がよくありませんでしたし、今こそ『検査と隔離』の基本に戻るべきでしょう。(中略)
現在のように飲食店は開いたまま、在宅勤務も進まない状態が続けば、感染爆発は止まらないでしょう。いずれ、ロックダウン的な施策が必要と考えます。(以上)
SNSでは、このような状況をの中で、PCRが受けられないで大きな不安を抱えている人たちの声が多く寄せられています。
 

 

コロナ禍も国家的危機でしょうが、その陰で、着々と憲法改正や、自分たちの都合の良い政策を進めようとしている政権について、怒りを覚えます。

本当にぼやぼやしていると、恐ろしいファジズムの時代になってしまうのではないかと恐れます。

森友学園、加計学園、桜を見る会の私物化、検事総長の人事にかかる法改正など、批判をかわす好機ととらえた、火事場泥棒的なふるまいは決して許すことができません。

日本人のよき倫理観はどこへ行ってしまったのでしょか。