8月5日の新聞に、「えらぽーと」利用者アンケートの結果について、興味深い結果が奉じられていました。20代が31%、40代以下が8割を占める利用者延べ44万人を対象とした結果で、若い人達の意見がうかがえる貴重な情報です。

 

支持者と当選者の意識のずれが見られ、公明党の場合は、支持者はアベノミクスの評価は8%と低いのに対して、当選者の評価は100%と高い。憲法改正についても支持者は賛成意見15%に対して当選者62%、原発は当面は必要だが、将来的には廃止すべきとする意見は支持者44%に対して当選者92%である。

 

憲法改正に賛成の意見は、自民党当選者98%、公明党当選者62%と高く、立憲民主党当選者は0%、国民民主党当選者17%と低いが、支持者はそれぞれ15%、37%とやや高めである。

 

グラフには示されていないが、原発は必要であるとする割合は自民当選者では58%であるが、立憲民主党当選者は100%が必要ないと回答、公明支持者も50%が必要ないとした。

 

重要な政策で、支持者と当選者の間にかなりのねじれが見られることについて、当選者はよく考える必要があると思う。

 

全体的に、利用者の意見を当選者の意見と比較すると、憲法改正には反対が多く、アベノミクスの成果については否定的、原発については当面は必要だが将来的には廃止が多く、北方領土交渉、については否定的、辺野古埋立については沖縄県と話し合うべきという意見が多い。

 

一方で、対韓、対中関係については、3分の1程度の人がより強い対応を望む傾向があり、核兵器保有についても4分の1程度の人が肯定的な意見を示していることは意外な感じがした。