いままでは白いキャンパスに何色をぬればいいかもわからず、
どんな筆で、どんな風に、かいたらいいかもわからなかった。
わからないから動けない。
好きに描いていいよって言われたのに、それがわからず、好きがわからず、
見本をくださいってゆってた。
どんな色で、筆でかいたらいいですか。
どんな模様を描いたら。
ただしいですか。
評価されますか。
嫌われないですか。
得ですか。
損しないですか。
先人達のいろんな見本をもらったけど、
みんなそれぞれ違ってた。
どれにしたらいいか選べず、見本のように描こうとおもってもなぜか心はすすまず、虚しいだけ、
しっくりこない。
だからかきはじめれない。動けない。
ある人が言った。
なにをかいたらいいかわからないなら、なにでかきたい?
まずどの筆でどの色にするか選ぼうか。
決めてごらん、
そんなところから始まったんだ。
わたしの色は
好きな色は
それを探すことから始まった。
自分の心と向き合った。
嫌いな色をならわかったけど好きな色がわからなかった。
嫌なことも欠点も克服するべきとされた世界で
嫌なことと取り除くことを許可した。
そしたら好きが残った。
その好きが"本当に"好きかもわからなくて
その好きを嫌いになりたくなくて使えなかった
使って嫌いになったら好きがなくなるんじゃないか
いつだって起きもしない先のことに怯えていた。
ある人はいった。
好きに大きさも正しさも保証もないんだよ。
自分の気持ちを自分が信じてみてよ。
好きなままいなきゃいけないこともないんだよ。ちがうと思ったら変えてもいいんだよ。
いつのまにか、自分の気持ちがなにかの正解でないといけないと思っていたことに気づいた。
そして思いは貫かなきゃと。
違ってた。
いつだってだれかの何かに答えを探していたけれど
いつだって本当の真実は自分の中に答えがあった。
そして自分の中は自由なんだ。
そうやって
なんとなく色がわかってきて
なんとなく書ける気がしてきた。
自分が選んだものは、自分の心を信じた結果で、なんとなく心強いし、お気に入りになった。
楽しくなった。
好きな色ができて、
好きなことがわからなかったから、味わうだけで、好きがあるだけで嬉しくなった。
それで満足した。
その色を眺めて、楽しんだ。
でもまた心が動き始めた。
なにかが。
だってそうだ、色を選ぶんだのは
描くキャンパスが待っているから。
そして
書く前の段階で、いまここにたっている。
色を選べなかった時とはちがう。
自分で選んでいまたってる。
色をえらんで、筆も選んで、あとはとびこむだけ。
白いキャンパスにカラフルなオリジナルを描くだけ
そこでまた立ち止まってる。
また起きもしないことに怯えてる
こわい
見本のようにかけなかったら?
まちがえてきたなくなったら?
まだ見本があるとおもってるのか
正解があると思ってるのか。
あなたは自分の色を選んだんでしょう
自分の筆を選んだんでしょう
あなたの選んだものでいまそこに立ってるんでしょう
そこから生まれるものは
たとえだれかを手本にしたものだったとしても
新しいなにかだったとしても、
あなたが選んだ時点でその先にあるキャンパスはあなただけのものに決まってるんだから、
好きにしていいんだ
汚れたってまたかきなおせるし
色が変わったっていい
書き始めたらきっと楽しくなるし
止まることもあるだろうけど
でももう書きはじめた。
動き出したんだ
止まらない。
その楽しさをしったらきっと
夢中になるから
だから飛び込んでみて
あなたがいいと思うことをあらわしてみて
描いてみて
そして見てみて
感じて
またかいてみて
そうやって創るんだ。