ベルリンのJewish Museum(1999)は、Daniel Libeskindの名作です。地下鉄のHallesches Tor駅から徒歩5分ぐらいのところにあります。ジグザグで鋭角の多いプランと、ナイフで傷つけられたかのような形の窓は、迫害を受けたユダヤ人の、狂気にも近い悲しみと不安を表しているのでしょう。

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刃物でずたずたに切り刻んだみたいな形の壁面。


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施工はなかなか大変だったでしょうが・・・


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鋭角な部分。


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入り口はというと、一転、Old Buildingというクラシックな建物です。ここからLibeskindの建物に、地下でつながっています。


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地下階の様子です。


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地下階から、階段を上がり、2階に行ったところから展示がスタートします。これは2階から振り返って見たところ。空間構成と光の演出が見事です。


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写真中央に柱がいっぱい建っている部分は「The Garden of Exile」と呼ばれているものです。7×7=49本の柱が、傾きながら等間隔にたちます。その方向感覚を失ってしまうような空間は、居場所がなくて彷徨うユダヤ人の歴史を象徴しています。柱の上にはオリーブの木が植えられていて、これは希望を表しているとか。


この他にも、Holocaust Towerという、真っ暗で何も見えない部屋もあります。

建築はもちろんですが、展示の内容も興味深いものがありました。