私は里帰り出産をあえてしませんでした。
振り返って、やっぱりしなくて正解だったなと思います。
特に、ちゃんと旦那さんに育児参加して欲しい人や
自分たちのやりたい育て方がはっきりしている人には
オススメです。
その理由をまとめてみましたー。
◆夫とのスキル・意識の差を最小限にできる
これが1番大きかったなーと思います。
特に最初の1か月、右も左も分からずアタフタしたり、
ちょっとした子どもの反応を喜んだりする、
そんな
初めての育児の大変さ、楽しさを夫婦で共有することができました。
今では、「最初のころ、全然夜寝てくれなくて、
泣き叫ぶのを左手に抱えたまま夕飯食べてたよね~ 笑」
とか、懐かしく笑い話のように話すことができるようになり、
いい思い出ができました。
また、子どもの登場によって
大人2人の生活が大きく変化するプロセスも
2人で共有できてよかったと思います。
ママの生活だけ大きく変わって、パパさんはいつも通り
起きて会社に行き、帰ってごはん食べて寝る のままでは
やっぱり育児に向かう意識に差ができてしまうと思うのです。
うちは、父母子同室・別ベッド、夫も同じ部屋で過ごしました。
(平日、仕事が忙しいときには、夫だけ別室で寝ることも
たまにありましたが。)
昼間仕事に行く夫も私と一緒に寝不足で
ちょっと過酷だったかな~と思いますが、
夜~朝という限られた時間だけですが
寝かしつけやオムツ替えなど、
夫にも参加してもらえてよかったと思います。
赤ちゃんとずっと一緒にいるママは
育児スキルが勝手にどんどん上がっていきます。
意識の差だけでなく、
自然と育児スキルにも大きな差ができていきます。
そうすると、
教える人/指示する人 - 教えられる人/指示される人 になっていき、
夫のテンションが下がり、
私も「教えるより自分でやった方が早いわ」となり、
どんどん夫の育児参加が減っていくと思うんです。
スキルの差がそれを最初の段階で防止する効果はあったかなと思います。
◆慣れ親しんだ我が家で過ごせるから落ち着く
いつも寝ている布団で眠れる、
ふと読みたくなった本を本棚から手に取ることもできる、
ソファでゴロゴロテレビを見るのもいつもと同じポジション、
お風呂で使っているシャンプーリンスもいつものもの。
いつもの我が家で過ごせたことで、
小さなストレスを感じることがありませんでした。
特に、うちは、実家の「自分の部屋」が片づけられて
今では母の部屋になってしまっているので
もし里帰り出産をしていたら、「元 弟の部屋」か
「現 母の部屋」に一時的に暮らすことになったと思います。
あとペットの猫もいる。しかも結構神経質な子。
きっと私も子どもも落ち着かなかっただろうな、と思います。
体が疲れて神経をすり減らしている時期だからこそ
慣れ親しんだ我が家で過ごすストレスフリーな時間は
とっても落ち着きました。
◆環境の変化を何度も経験しなくて済む
1か月や2か月の里帰り出産を終えて自宅に帰る際に
病院から退院するのと同じような大きな環境の変化を経験します。
自宅での新しい生活に慣れるのに、また時間と労力がかかります。
里帰りではなかったので、
環境の変化を退院時の1回にすることができました。
◆自分の好きなように育児ができる
本を読んだり、夫婦で話をしたりして、
「こんな風に育児したい」というイメージがあったので、
それを退院初日から実行することができました。
(もちろんうまくいかないこともいっぱいありましたが。)
これが実家だったら、
母の意見を聞かないといけなかったと思いますし、
住環境的にやりたいようにできないこともあったかも
しれないなーと思います。
里帰り出産だけに限りませんが、結構、
「母と育児の考え方が合わなくてストレス」とか、
「昔と今では考え方が違うのに・・・」とか、
といった、母とうまくいかない話を聞くことも多いですよね。
最初から好きなようにトライできるというメリットは
あるんじゃないかなと思います。
とはいえ、里帰り出産は大変なイメージがあると思うので、
うまくいったポイントなども改めてまとめてみたいなと思います。
