父の病気の話をする前に父がどんな人物だったかを綴る…


職人だった父は頑固で短気で気が早くすぐに怒ったり、一日中車を乗り回したりと活発で、自分の性格とは合わない(自分は物事をハッキリ言うタイプではない)

為、正直言うと父が苦手だった。


子供の頃も散々、叩かれたり怒鳴られた記憶があり自分には本当に苦手の象徴そのものだったのだ。


そんな天真爛漫な父の様子が変わったのは2020年頃。


夜中にも帰らない事や体調が悪そうという事を兄弟から子耳に挟んではいた(母とはすでに離婚済みで母も病気にかかっていて病院生活をしていた)


父は心房細動という病気も患っていたので器官系の病気だろうと思い込んでいた。


12月の月に、父が温泉に行くと言うので私は同行し神奈川県の温泉まで、車で音楽を流しながら向かった。


父は温泉が大好きで毎年色々な温泉に行き、昔は一緒に車で九州の温泉まで行った事もある。


さて、温泉に着き父とゆっくり湯に使っていると、10分しないうちに父が湯船から出て着替えようとしている。


体調が悪いのか?


「大丈夫?」と声をかけても「大丈夫だよ」と返してくるだけ。


「帰ろう」と声をかけて、一緒に車で帰る。


車で待つ父に水を買って渡すときに顔を見ると汗びっしょりで、器官系がやはり悪いのかなと思い、初めて少し心配になった。


帰り道、汗は引いていて、大丈夫と言っていたので一安心したが、父の車の運転も車間距離を詰めすぎたりとどうも怪しい。


この時、僅かだが嫌な予感がしていた。