死後 2
周りを見回してみたが何もいない。
「あなたは誰ですか。」
「貴様に教える必要などない。私は貴様にあることを伝えに来た。」
「あることってなんですか。」
「今の貴様についてだ。」
「・・・!!今の僕は何なんですか。幽霊なんですか。」
「罪を犯した人間達はどこにも行かない。魂はその体にあり続ける。
体は動きはしないが魂はある。感覚もある。
しかし、あまりの痛みに気絶、などということはない。そうすることが罪の償いなのだ。」
「今の僕は魂!?僕は悪い事なんてしていない。罪なんて犯していない。」
「お前の罪は自殺だ。
自殺の罪は殺人以上に重い。何せ、自ら将来の可能性を投げ出し、
都合の悪い現実から逃げだしたのだからな。」
「・・・・・・。」
言い返す言葉がない。よく考えてみれば確かにそうだ。
事情は何にしろ僕は自分から死んだのは事実だ。
「声」は話を続けた。
「動物は本能のままに生きている。
しかし、人には知恵がある。人は獣ではない。故に罪を犯す。
人間達が言う寿命というのは魂が離れきることだ。
生きていくと魂は段々と体から離れていく。
離れた後、魂は人間たちが言うような天国に行き現世での労を癒され転生する。
しかし、罪の意識を感じると魂は体に定着し易くなる。
獣は罪を感じない。だから魂はそのままになる。
罪の重さはどう本人が感じるかだ。罪を感じない者の魂はそのまま獣に転生する。
罪を感じた者は死んでから罪の重さだけ魂は体にあり続ける。」
「僕の罪は、自殺の罪はどのくらいの重さなんですか。」
「言っただろう、罪の重さはその者の感じ方次第だと。貴様は自殺をしたことを今も後悔している。
貴様は大体一生と同じだけの時間を過ごすことになる。」
「えっ・・・。」
もう一度死にたかった。こんな現実から逃げたかった。苦しみを感じ続けるだけの時間なんて嫌だ・・・。
僕は火葬場にいる。これからどうなるかは言わずとも分かる。
今から受ける苦しみのためかいつもより痛みを感じていない。もう僕は火葬炉に入れられている。
しばらくして熱くなってきた。火が、火が迫ってくる!体が焼ける!自分の体が焼ける嫌なにおいがする。
嗅ぎたくもない、感じたくもない痛みを僕は受けていた。灼熱地獄ってこんなのだろうか・・・。
もうどのくらい経ったんだろう。体が捻られている。
壺の中に入れられてそのままだ。慣れることなんてない。
痛みは変わらない。痛い!痛いのにそれを感じる筈の体は今はもう骨だけだ。
「おい、人間」
あの「声」だ。いまさら何を伝えに来たのだろう。
「貴様の償いは終わる。貴様の魂は体を離れる。」
「本当ですか!これで、天国に行けるんですね。」
「?何を言っている。貴様の魂は離れた後、洗礼されそのまま転生する。
罪人が天国になど行くわけがなかろう。」
「じゃあ、今まで僕が受けてきた苦しみは何だったんですか!」
「ん?それは魂が離れるまで待つために必然的にそうなっているだけだ。
お前の苦しみに意味などない。罪の償いというのは神がおっしゃたことだ。
本当のことは私にもわからない。」
「ふざけないでく・・・。」
そのとき僕の魂は体から離れた。
・・・なんだ夢かよ。リアルすぎね。いつから寝ちまったんだろ。
時計を見てみる。「2:00」とデジタル時計に表示されている。
草木も眠る丑三つ時ってか?妙に怖くなるからやめてほしいぜ。
それにしても自殺するとあんな風に何のか。まさかな。
でも、やっぱりやめようかな。
ロープの入ったホームセンターの袋を見て思う、今日この頃。
皆さんは死んだ後どうなるかな~って考えたことあります?
こんなこと常日頃考えてる自分って暗いというより危ないですかね。
ちなみにこれ夏休みの課題用です。
Android携帯からの投稿
「あなたは誰ですか。」
「貴様に教える必要などない。私は貴様にあることを伝えに来た。」
「あることってなんですか。」
「今の貴様についてだ。」
「・・・!!今の僕は何なんですか。幽霊なんですか。」
「罪を犯した人間達はどこにも行かない。魂はその体にあり続ける。
体は動きはしないが魂はある。感覚もある。
しかし、あまりの痛みに気絶、などということはない。そうすることが罪の償いなのだ。」
「今の僕は魂!?僕は悪い事なんてしていない。罪なんて犯していない。」
「お前の罪は自殺だ。
自殺の罪は殺人以上に重い。何せ、自ら将来の可能性を投げ出し、
都合の悪い現実から逃げだしたのだからな。」
「・・・・・・。」
言い返す言葉がない。よく考えてみれば確かにそうだ。
事情は何にしろ僕は自分から死んだのは事実だ。
「声」は話を続けた。
「動物は本能のままに生きている。
しかし、人には知恵がある。人は獣ではない。故に罪を犯す。
人間達が言う寿命というのは魂が離れきることだ。
生きていくと魂は段々と体から離れていく。
離れた後、魂は人間たちが言うような天国に行き現世での労を癒され転生する。
しかし、罪の意識を感じると魂は体に定着し易くなる。
獣は罪を感じない。だから魂はそのままになる。
罪の重さはどう本人が感じるかだ。罪を感じない者の魂はそのまま獣に転生する。
罪を感じた者は死んでから罪の重さだけ魂は体にあり続ける。」
「僕の罪は、自殺の罪はどのくらいの重さなんですか。」
「言っただろう、罪の重さはその者の感じ方次第だと。貴様は自殺をしたことを今も後悔している。
貴様は大体一生と同じだけの時間を過ごすことになる。」
「えっ・・・。」
もう一度死にたかった。こんな現実から逃げたかった。苦しみを感じ続けるだけの時間なんて嫌だ・・・。
僕は火葬場にいる。これからどうなるかは言わずとも分かる。
今から受ける苦しみのためかいつもより痛みを感じていない。もう僕は火葬炉に入れられている。
しばらくして熱くなってきた。火が、火が迫ってくる!体が焼ける!自分の体が焼ける嫌なにおいがする。
嗅ぎたくもない、感じたくもない痛みを僕は受けていた。灼熱地獄ってこんなのだろうか・・・。
もうどのくらい経ったんだろう。体が捻られている。
壺の中に入れられてそのままだ。慣れることなんてない。
痛みは変わらない。痛い!痛いのにそれを感じる筈の体は今はもう骨だけだ。
「おい、人間」
あの「声」だ。いまさら何を伝えに来たのだろう。
「貴様の償いは終わる。貴様の魂は体を離れる。」
「本当ですか!これで、天国に行けるんですね。」
「?何を言っている。貴様の魂は離れた後、洗礼されそのまま転生する。
罪人が天国になど行くわけがなかろう。」
「じゃあ、今まで僕が受けてきた苦しみは何だったんですか!」
「ん?それは魂が離れるまで待つために必然的にそうなっているだけだ。
お前の苦しみに意味などない。罪の償いというのは神がおっしゃたことだ。
本当のことは私にもわからない。」
「ふざけないでく・・・。」
そのとき僕の魂は体から離れた。
・・・なんだ夢かよ。リアルすぎね。いつから寝ちまったんだろ。
時計を見てみる。「2:00」とデジタル時計に表示されている。
草木も眠る丑三つ時ってか?妙に怖くなるからやめてほしいぜ。
それにしても自殺するとあんな風に何のか。まさかな。
でも、やっぱりやめようかな。
ロープの入ったホームセンターの袋を見て思う、今日この頃。
皆さんは死んだ後どうなるかな~って考えたことあります?
こんなこと常日頃考えてる自分って暗いというより危ないですかね。
ちなみにこれ夏休みの課題用です。
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死後 1
「はぁ・・・。」
一流とまでは言わないが、それなりに上の会社に勤めていた。
しかし、ひどい不景気が続き、その影響で下の方の役職だった僕は事実上リストラされた。
それからは職にも就けず借金が増える一方だった。家族はしばらくして出て行ってしまった。
これに関しては悲しいがそうしてくれて良かった。妻や子供に迷惑をかけたくなかった。
更に職を探したが見つからず、今日は借金の返済日だ。
もう、どのくらいのところから金を借りたかさえ分からない。
そして今ちょうど とあるビルの屋上にただずんでいる。勿論柵の外にだ。
―人の死んでからとはどう考えているだろうか?天国か地獄に行く?
六道輪廻の一つに行く?
その他どれも人間の考えることは違う。まあ天国といった考えや転生は合っている。
しかし、罪を犯したりした人間の行く末は違う。―
「もう・・・ダメだ。」
飛び降りた。
目を瞑って、落ちていく。顔に空気を受けて、落ちていく。
空気の激しい音を聞いて、落ちていく。開けている口は急速に乾いて、落ちていく。
涙の粒は遅れて、落ちていく。
そして鈍い音がして、落ちた。
僕は激痛を感じた。死に損ねたと思った。
痛い。途轍もない痛さだ。
痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い。助けてほしい。
救急車が来るのが見えて運ばれた。
「大丈夫ですか?名前を言えますか?」
と声をかけられて痛みを堪えながら返事をしたが向こうの反応がない。
「脈がもうありません!」という隊員の声を聞いたとき、耳を疑った。
まさか、何かの間違いじゃないか。それでも、まだ、痛い。死にそうなくらいにだ。
自分が死んでいるのか生きているのか分からない。心臓マッサージをされる。
それは心臓が止まっているということだ。でも、それは痛い。僕は幽霊なのか。
でも、幽霊に感覚なんてあるのか。わからない。
病院に着いてからも心臓マッサージは続けられた。
しかし、駄目だったようで結局、霊安室に送られた。
人に見せられるくらいにされたが、それでも痛い。
そして葬式をされた。自分の葬式を見るというのは変な気分だ。
参列している人の中に妻と子供を見つけた。とても嬉しかった。
自分を弔ってくれるということがとても嬉しかった。妻が、子供が、僕に触れてくれた。
痛みなど忘れてただただ触れられる感触が嬉しかった。
このために神様は感覚があるままにしてくれたのかもしれない。
ああ、生きたまま頑張っていた方が良かったかもしれない。
「そこの人間。」
そんなことを思っていた僕に話しかける声がする。
分割しま~す
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一流とまでは言わないが、それなりに上の会社に勤めていた。
しかし、ひどい不景気が続き、その影響で下の方の役職だった僕は事実上リストラされた。
それからは職にも就けず借金が増える一方だった。家族はしばらくして出て行ってしまった。
これに関しては悲しいがそうしてくれて良かった。妻や子供に迷惑をかけたくなかった。
更に職を探したが見つからず、今日は借金の返済日だ。
もう、どのくらいのところから金を借りたかさえ分からない。
そして今ちょうど とあるビルの屋上にただずんでいる。勿論柵の外にだ。
―人の死んでからとはどう考えているだろうか?天国か地獄に行く?
六道輪廻の一つに行く?
その他どれも人間の考えることは違う。まあ天国といった考えや転生は合っている。
しかし、罪を犯したりした人間の行く末は違う。―
「もう・・・ダメだ。」
飛び降りた。
目を瞑って、落ちていく。顔に空気を受けて、落ちていく。
空気の激しい音を聞いて、落ちていく。開けている口は急速に乾いて、落ちていく。
涙の粒は遅れて、落ちていく。
そして鈍い音がして、落ちた。
僕は激痛を感じた。死に損ねたと思った。
痛い。途轍もない痛さだ。
痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い。助けてほしい。
救急車が来るのが見えて運ばれた。
「大丈夫ですか?名前を言えますか?」
と声をかけられて痛みを堪えながら返事をしたが向こうの反応がない。
「脈がもうありません!」という隊員の声を聞いたとき、耳を疑った。
まさか、何かの間違いじゃないか。それでも、まだ、痛い。死にそうなくらいにだ。
自分が死んでいるのか生きているのか分からない。心臓マッサージをされる。
それは心臓が止まっているということだ。でも、それは痛い。僕は幽霊なのか。
でも、幽霊に感覚なんてあるのか。わからない。
病院に着いてからも心臓マッサージは続けられた。
しかし、駄目だったようで結局、霊安室に送られた。
人に見せられるくらいにされたが、それでも痛い。
そして葬式をされた。自分の葬式を見るというのは変な気分だ。
参列している人の中に妻と子供を見つけた。とても嬉しかった。
自分を弔ってくれるということがとても嬉しかった。妻が、子供が、僕に触れてくれた。
痛みなど忘れてただただ触れられる感触が嬉しかった。
このために神様は感覚があるままにしてくれたのかもしれない。
ああ、生きたまま頑張っていた方が良かったかもしれない。
「そこの人間。」
そんなことを思っていた僕に話しかける声がする。
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時間
ある研究者がいた。
彼は時空についての研究に熱心だった。
そう、熱心というより必死だな彼は•••
20xx年x月x7日
「やったぞ•••やった。とうとう、完成した!タイムマシンの完成だ!」
彼の最高の研究成果であり、それは彼の長年の夢であった。
動物実験を済ましてあるそれに彼は早速乗り込み起動させた。
低い唸るような音と共に計器が点き始めた。
「とりあえず、平安時代に行ってみよう。当時の平安京を見てみたい。」
彼は移動する年を860年に設定し、
興奮気味だったが計器を確認してスイッチを入れた。
すると、機械は大きな音を上げ、そこから消え去った。
時間移動中に簡単な説明をしよう。
人間は二人までしか乗れないが大きさとしては車より少し大きい位だ。
彼はそこに過去の物を撮るためのカメラだけを持って今、乗っている。
ここで「今」というような言葉は適切ではないかな。
まあいい、移動時にタイムパラドックスのようなことが
起こっても困らないように
現代に戻るときは簡単にいえば自分が通った道を辿るようにして戻る。
移動している時の外の様子は伝えられない。
というより言葉で表すのが難しい。
この機械には色々なものが取り付けられているが面倒なのでこれは省こう。
ーーそろそろ着くようだ。
まあ、詳しいことは他の項を見てくれ。
(おそらく)860年x月x7日
着いてみたらそこは森だった。
とりあえずこの時代の人間に見られると困るので
カモフラージュしてタイムマシンを隠した。
辺りをしばらく歩いていると森が開けてきた。
その先からは見事な平安京を見下ろすことができた。
彼はカメラのシャッターをひっきりなしに切った。
しばらくして、満足したのか、この時代に影響を与えないようにか、
彼はそそくさとタイムマシンに戻った。
「さて、次は未来に行ってみよう。6ヵ月後位でいいだろう。」
現代から6ヵ月後に設定してスイッチを入れた。
そして、また大きな音を上げ機械はそこから消え去った。
今度は彼がタイムマシンを作った理由を教えよう。
それは彼がまだ物心がついてない頃に亡くなった両親に会うためだ。
親という存在を感じたことがない彼には大きな大切な理由だった。
20xx年x+6月x7日
そこは知っていた20xx年とは全く違っていた。
多くの人間が焼け死んだり、大きな火傷を負っており蛆がわいていた。
荒涼とした大地、白い灰の骨、夏の暑さで腐敗した肉の臭いが漂う。
地獄に見えた。
頭上をあの国の旗を付けた戦闘機が飛んでいた。
何が起こったかがわかった。あの国が核を撃ってきたのだ。
彼は呆然とし、そして
「•••現代へ、帰ろう•••。」
そう言って現代に戻るスイッチを入れた
機械は焼け野原に轟音を残して消え去った。
20xx年x月x7日
戻っても尚、彼は呆然として心ここに在らずという感じだった。
20xx年x月x8日
彼は一人でタイムマシンに乗っていった。
たぶん両親のもとにいったのだろう。笑顔で戻ってきた。
20xx年x月x9日
彼は自殺した。
あの光景を見て絶望したようで、遺書にはこう書いてあった
「未来とはこうも残酷なものか」と。
タイムマシンはすでに壊されていた。
それにしても、冷静さを欠くと人は失敗を犯すようだ。
よく考えてみれば私達がいる860年からその未来に時間移動したのだから
別の未来になるというのに。
20xx年x+1月x7日
本当の6ヶ月後は何も起こってなく平和だ。
研究者E氏の助手ルイ•サイファーの手記より
久しぶりにショートショート投稿しました。正直ありがちなストーリーです。
助手の名前はメガテンとシャダイのパロです。
どっちもわかる人はあまりいないんじゃないかな。
感想よろしければお願いします。
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彼は時空についての研究に熱心だった。
そう、熱心というより必死だな彼は•••
20xx年x月x7日
「やったぞ•••やった。とうとう、完成した!タイムマシンの完成だ!」
彼の最高の研究成果であり、それは彼の長年の夢であった。
動物実験を済ましてあるそれに彼は早速乗り込み起動させた。
低い唸るような音と共に計器が点き始めた。
「とりあえず、平安時代に行ってみよう。当時の平安京を見てみたい。」
彼は移動する年を860年に設定し、
興奮気味だったが計器を確認してスイッチを入れた。
すると、機械は大きな音を上げ、そこから消え去った。
時間移動中に簡単な説明をしよう。
人間は二人までしか乗れないが大きさとしては車より少し大きい位だ。
彼はそこに過去の物を撮るためのカメラだけを持って今、乗っている。
ここで「今」というような言葉は適切ではないかな。
まあいい、移動時にタイムパラドックスのようなことが
起こっても困らないように
現代に戻るときは簡単にいえば自分が通った道を辿るようにして戻る。
移動している時の外の様子は伝えられない。
というより言葉で表すのが難しい。
この機械には色々なものが取り付けられているが面倒なのでこれは省こう。
ーーそろそろ着くようだ。
まあ、詳しいことは他の項を見てくれ。
(おそらく)860年x月x7日
着いてみたらそこは森だった。
とりあえずこの時代の人間に見られると困るので
カモフラージュしてタイムマシンを隠した。
辺りをしばらく歩いていると森が開けてきた。
その先からは見事な平安京を見下ろすことができた。
彼はカメラのシャッターをひっきりなしに切った。
しばらくして、満足したのか、この時代に影響を与えないようにか、
彼はそそくさとタイムマシンに戻った。
「さて、次は未来に行ってみよう。6ヵ月後位でいいだろう。」
現代から6ヵ月後に設定してスイッチを入れた。
そして、また大きな音を上げ機械はそこから消え去った。
今度は彼がタイムマシンを作った理由を教えよう。
それは彼がまだ物心がついてない頃に亡くなった両親に会うためだ。
親という存在を感じたことがない彼には大きな大切な理由だった。
20xx年x+6月x7日
そこは知っていた20xx年とは全く違っていた。
多くの人間が焼け死んだり、大きな火傷を負っており蛆がわいていた。
荒涼とした大地、白い灰の骨、夏の暑さで腐敗した肉の臭いが漂う。
地獄に見えた。
頭上をあの国の旗を付けた戦闘機が飛んでいた。
何が起こったかがわかった。あの国が核を撃ってきたのだ。
彼は呆然とし、そして
「•••現代へ、帰ろう•••。」
そう言って現代に戻るスイッチを入れた
機械は焼け野原に轟音を残して消え去った。
20xx年x月x7日
戻っても尚、彼は呆然として心ここに在らずという感じだった。
20xx年x月x8日
彼は一人でタイムマシンに乗っていった。
たぶん両親のもとにいったのだろう。笑顔で戻ってきた。
20xx年x月x9日
彼は自殺した。
あの光景を見て絶望したようで、遺書にはこう書いてあった
「未来とはこうも残酷なものか」と。
タイムマシンはすでに壊されていた。
それにしても、冷静さを欠くと人は失敗を犯すようだ。
よく考えてみれば私達がいる860年からその未来に時間移動したのだから
別の未来になるというのに。
20xx年x+1月x7日
本当の6ヶ月後は何も起こってなく平和だ。
研究者E氏の助手ルイ•サイファーの手記より
久しぶりにショートショート投稿しました。正直ありがちなストーリーです。
助手の名前はメガテンとシャダイのパロです。
どっちもわかる人はあまりいないんじゃないかな。
感想よろしければお願いします。
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