あなたのアルバイトのとっておきの思い出は? ブログネタ:あなたのアルバイトのとっておきの思い出は? 参加中
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自分で言うのもなんだけど、
お嬢学校育ちの世間知らずな箱入り娘だった私。

中学・高校の間、同年代の男性と話したことはなく、
友達と遊びに行くということすらほとんどなかった。

市内の女子大に進み、一通り落ち着いた頃、
やっと自分の世界の狭さにつっこみを入れてみた。


そして、5月から始めたのが、あるデパート内の本屋のバイト。

そこでのとっておきの思い出は2つ。


まず、面接時。

他に何を訊かれたかは覚えていないが、
このやりとりだけははっきりと覚えている。

「ここでバイトをしようと思ったのは、
社会勉強のためですか?お金のためですか?」

面接担当の社員さんの質問にハッキリと答えた。

「両方です!」

今ならわかる。

私の高校・大学の学歴を見れば、この質問は無理のないところだ。

市内でも有名なところだしな。

そして、良い子のお答えをしたわけだが、
世間知らずで阿呆な私はさらにつけたした。

「お金のためだけだったら、
もっと時給の高いところに行きます!」

本屋バイトの時給は一般的に安い。

確か、780円とかだったと思う。

・・・とはいえ、我ながらよく言ったものだ。

社員さんに「いや、ごもっとも。」と苦笑された。

こんな失礼な奴をよく雇ってくれたもんだ。



そして、私はそこでバイト仲間W君に恋をした。

中学生のようなかわいいかわいい片思いだったけど。

今では顔も覚えていない(笑)

私と同じ頃にバイトを始めた人だった。

顔や女の子の扱いだけなら、先輩や社員さんの方が良かったけど、
彼の声が私の琴線に触れた・・・と記憶している。

店に2か所あるうちの同じレジに入れるシフトだった時には、
密かに有頂天になったものだった。

真面目な私はもちろん仕事に手は抜かなかったけど、
意識の片隅に彼の声が聞こえるのが嬉しかった。

浮かれた結果として、一度接客で大失敗したけど、
まあ、それは置いといて。

そんな浮かれ半分でいた時のこと。

後ろのCDショップからBGMとして流れてきたのは
松浦亜弥の「桃色片思い」

歌詞があまりに自分にピッタリで、さすがに心中複雑だった。

そう、アレだ。

百人一首の
「忍ぶれど色に出でにけり我が恋はものや思ふと人の問ふまで」

「ものや思ふ」と突き付ける人はいなかったけど、
このBGMに突き付けられているようで痛かった。

ある意味、どんな接客よりも
アルバイトのとっておきの思い出(笑)



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