不安な予感がして終始落ち着かない
思い切って小飛のスマホにかけても
音声ガイダンスのまま…胸騒ぎを覚える
そして何時もよりも遅い時間に帰宅した
[小飛!いないのか?返事してくれ!小飛]
一階のリビングにもおらず…プールにも
二階の階段を駆け上がって寝室へと
ドアが開いてて入った瞬間には
床に小飛が倒れていた…抱き上げると
ベッドの上にそおっと降ろしても起きない
俺がお前の存在に異常なほど執着心を
抱いているからなのだろうか…?

間違いないフラッシュバックによって
拉致監禁されていた忌まわしい記憶が
甦ってお前を苦しめている…この際
小飛お前を解放してやればいいのだと
理性では理解しているのに感情的には
今お前を解放したら俺はもう…生きてない
寝顔を見ていても抱き壊してしまいそうで