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トンポ・トンネ 日々イモジョモ

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卒業五日前に朝高生が街頭宣伝

【2月27日・火曜日】

 最寄りの駅頭で制服の生徒がチラシを撒いていた。受け取ると「高校無償化と朝鮮学校」「知っていますか?」の大きな文字だ。思わず手を握りしめてしまった。
 呆気に取られている生徒に、「裁判に行きます」と、ウリマルで話しかけると、ほっとした表情がうかがえた。
 五日後に卒業式を控えた高校三年生だという。
 「一人? 危ないじゃない…」と、声をかけると、「何人かいます」との答え、しばらく遠目に見ていたが、立ち止まってチラシを受け取ってくれる人は多くはない。それても「読んでください」と。
 東京朝高の隣の駅だ。今まで文化祭の案内チラシを配る朝高生に、何度か出会い「頑張って」と声をかけたことがあるが、卒業式を間近にした生徒が、「高校無償化」を訴えるチラシを撒く姿に心が痛んだ。四日前には、文科省前での「金曜行動」の先頭に立ったという話も聞いている。

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 ホームに立ち、チラシを開くと、東京朝鮮高校三年生一同名義の手書きだ。
「…なぜ朝鮮学校には適用されないのでしょうか…私達は、自分達の学ぶ権利を得るために、各地で国を相手に裁判を…」。
 「自分達の学ぶための権利を…」との言葉と、駅頭で握った、朝高生の冷え切った手とともに、彼らの熱い思い、後輩にたたかいを引き継がなければならないという悔しさが伝わってきた。

* 加筆して、3月下旬に刊行する『朝鮮学校のある風景』48号に掲載します。