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トンポ・トンネ 日々イモジョモ

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 コリハモ準優勝! 六年生の快挙に歓喜!
【1月30日・水曜日】
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 「阿佐ヶ谷朝鮮学校サランの会」の月例会に参加するのは久しぶりだ。校舎一階の左手の教員室と右手の会議室の灯がともっていた。二階の教室に人影が。一階入り口正面の大きな掲示板に尹先生が「朝鮮新報」を貼り付けていた。児童たちに読ませたいいくつかの記事は油性ペンで囲まれていた。
 「驚きました…コリハモ…六年生全員で参加して…」
 「音楽部は二人、残りの五人は舞踊部…とても歌が好きでしょっちゅう歌って…」
 三日前に大阪で催された、「コリアン&ハーモニー、アカペラで奏でる在日コリアンの祭典」に六年生が全員で参加して準優勝したのだ。優勝は、「大阪在日コリアンの中でもトップクラスの歌唱力を持った歌バカ集団」を自負する二〇代の六人組。千人収容のライブハウスで行われた決勝戦で、物おじすることもなく歌い上げたのだから、見事というほかない。
 月例会では、本の読み聞かせ、餅つき、学芸会、卒業式など校内イベントの手伝い、三日後に迫った裁判支援集会、金曜行動などについて意見が交換された後、コリハモの報告があった。
 チーム名は「KG7(korean girls7)」、参加者の大半は、「コリハモ」が何かを知らない。
 「昨年の七月の第一次予選には八八組がエントリーし、二度の予選を勝ち抜いたのは一二組…」
 と、鄭校長が説明。参加者とのやり取りが続いた。
「それで校長先生も大阪に…」
  「いや、連れて行ってもらえませんでした」
 同行した六年担任が話しをつづける。
 「オモニたちは全員行きました」
 「日帰り…韓流スターを応援するようなうちわを作って…」
 「初めてキャキャ―いえたって…興奮していました」

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 話は盛り上がるが、今一つ理解できない。
 「それでは…」。鄭校長がタブレットに収めた動画を流し始めた。
 統一したなら…輝かしい私たちの未来…その日を描きながら胸を張って歩いて行く…
 小さいタブレットに皆が集中。七人の児童たちがうたう姿に釘付けだ。
 出演を前にした彼女たちのメッセージ「七人が奏でるハーモニーで統一の懸け橋である虹を会場中にかけて見せます。皆さんに幸せなひと時をお届けします」という「意気込み」が、「サランの会」にも十分伝わったようだ。
 審査結果発表の様子には、皆が大笑いした。うたった児童よりオモニたちが歓喜、興奮したようだ。
 「オンマ―頑張ったよね、賞金二〇万円…拍手! オモニたちのものではありません…子どもたちのための二〇万円ですから…」
 鄭校長は「本当は優勝賞金一〇〇万円で、通学バスをと…」と思っていたらしい。参加者の中からは「それは欲張りすぎ…」。
 賞金二〇万円は、通学バス購入に充てるとのことだ。六年前の入学式を思い出した。確か、他に男子児童の入学が予定されていたが、女子だけだというので、他のウリハッキョへ。その「女子軍団」が在校生に大きなプレゼントを残すことになったようだ。
 月例会は、五月の「サランの会」の総会、三月の九〇回目の月例会の日程を決めて散会した。いつもながらなんだかんだ二時間の長丁場だった。ハッキョのこととなると、分かち合える話題、話しあうことも多い。
*加筆して『朝鮮学校のある風景』54号に掲載します。