トンポ・トンネ 日々イモジョモ -161ページ目

トンポ・トンネ 日々イモジョモ

ブログの説明を入力します。

ぶらり~朝鮮大学校へ

1018日・火曜日】

 中央線で三鷹駅を過ぎると席が空く。日差しが当たる座席を避けるように、進行方向右側の席が埋まる。一〇月中旬だというのに、冷房が入っていても半袖で汗ばむ陽気だ。

 国分駅のホームから階段を上りながらいつも思い出すのが、駅名をウリマル読みにした「국분사」という言葉だ。在学中は、立川、新宿など、他の駅名は、ウリマルで発することはなかったが、なぜか、国分寺は「クップンサ」だった。

 そんなことを思っていると、西武線の連絡改札を通っていた。久しぶりにバスではなく、ロマンス通りを歩くことにした。

 鷹の台駅前の商店は空き店舗になっていた。商店街を行くと、いくつものシャッターに入居者募集の張り紙が貼られていた。

 昼食時間に間に合うように、少し急ぎ足でロマンス通りを歩く。心地よい風が吹き抜けていた。

 この日の学食のメニューはつけ麺。出版部の全部長は、「初めてでは?」と、言っていたが、九月に続いてこの日が二度目のようだ。夏に食べた冷やしタンタンメンもだが、つけ麺も美味しかった。隣に座った女子学生たちは、つけ麺にライスを食べていた。モニターからは、翌週の一〇〇回目の文科省前での「無償化」排除抗議行動に参加しましょうと、間違ったウリマルを正しましょうの二つの動画が流されていた。


イメージ 2

 そして、図書館で古新聞、古雑誌を調べて三時間余り。二か月分を製本した韓国の新聞は重い。書庫から持ち出し、テーブルに広げ、小さい文字を読み込み、コピーするのに一苦労。文字通り「格闘」だ。


イメージ 1

 何人かの女子大生が、閲覧室でパソコンを開いていた。傍には、分厚い韓英辞典が、外国語学部の学生のようだ。

 何人も、コピーをしに来ていた。

 話しかける。『朝鮮学校のある風景』を知っていたのは三人中一人だけ、少し寂しかった。

 持ち込んだ本や資料を読むことが多く、書庫で書籍や資料を探すことはあまりないとのことだ。部活にアルバイト、金曜行動などに追われ、図書館でなんとなく時間を潰す余裕を持てないようだ。

途中休憩を兼ねて、二階の書庫に行き、『朝鮮学校のある風景』のバックナンバーを確認、読まれた跡があると、それだけでうれしい。最新39号が見当たらない。帰りがけ、図書館正面の新刊コーナーに収まっていた。まだ、ページがめくられた形跡はなかった。 

四年生が教育実習や、社会実習に行っていることもあってか、学内にいつもの賑わいはなかった。


イメージ 3

隣の二階建ての食堂と背比べをするようにうっそうと茂った金木犀が見送ってくれた。小平では一番の大木とのことだ。先週まで香っていたという。金木犀の季節が終わると、木蓮の花が咲く三月まで朝大に長い冬が訪れる。

*加筆して一一月下旬に刊行する『朝鮮学校のある風景』40号に掲載します。