【5月16日・火曜日】
「無償化」裁判結審傍聴のために東京地裁に寄ったので大幅に遅刻。すでに飲み始めていた。栃木の全トンムの顔が見える、群馬の廉トンムと金トンムはまだ着いていないようだ。女子の参加が少ない。舎人公園でのチング(親友)の会のバーベキューモイム(集まり)も、今回で六回か、七回目になる。当初は、ゴールデンウイーク明けの日曜に集まっていたが、会場が都内でバーベキューをできる数少ない人気スポットになり、昨年からは普段の日になった。定職に就いているトンムが少なくなったとはいえ、普段の日に参加することができないトンムも多いようだ。
一回りして一言かけて握手をして、手招きされた席に着く。チングの会は東京朝高18期の同窓会とは別組織だ。途中から日本の学校に転校していったり、「早期」卒業したりしたトンムも参加する、案内はがきを出すでもなく、会いたいトンムに電話で知らせてるゆるい集まりだ。東京だけではなく、大阪や愛知朝高の同期生の参加も拒まずだ。今年も愛知朝高卒業生が溶け込んでいた。

しばらくすると、朴会長が短く挨拶。集合時間から三〇~四〇分過ぎていた。
「お忙しい中…」。
「誰が!?」、「忙しくないよ~」ヤジが飛ぶ。
「そうですね、休日じゃないというのに三五~三六人来てますからね」
そして、初参加のトンムを紹介する。
「今まで四班だと思っていたが、ロシア語班は三班までとのことで…機械体操部に…。これから毎年参加するように…」と、自己紹介。同級生は六〇〇人超、男女別学で、クラスが一五~一六、こうした集まりや、結婚式などで、初めて同級生であることを知ることが多い。
「特別ゲスト」として、「カン・ヒィボン」が紹介される。ざわつく。同級生の同姓同名の彼ではない。
「東京第五の小学校だけ出ました。五年位後輩です…」「朝鮮学校の卒業生にたくさん本を買っていただいて…コマッスムニダ」
前日、済州島の道民会で誘われたという。韓ドラの時代劇の解説書、王朝物語を十数冊出している、あちらこちらから「同級生が出した本かと思ってた」との声が飛ぶ。韓ドラの話で盛り上がり、しばらくすると、完全に「18期の群れ」に溶け込んでいた。
同窓会の朴会長と黄幹事長が、一一月に行われる三年に一度の同窓会の開催を知らせ、群馬から来た廉トンムが特別発言を求めた。
「うちの甥に、いい人いたら紹介して…」。履歴書を配りながら一言。「みんなサドン(姻戚)になりましょう」。
二次会のアナウンスがあり、三々五々解散。二次会からの参加組も多数いたようだ。
今秋には一三回目の同窓会があり、年末にはチングの会の忘年会が予定されている。
*加筆して『朝鮮学校のある風景』44号に載せます。