「賢い者が尊いという訳でもなく愚か者を卑下するべきでもない。尊いのは『教え』である」

北予です。


告白しますが、北予は強迫神経症(今では強迫性障害(OCD:Obsessive Compulsive Disorderの略)という) を28年間患っています。


今回はその画期的な治療法を発見したのでここに書き置きたいと思います。

(タイトルとは差異がありますが、
PTSD にも有効に効果があると思いますのでPTSDの方も参考になればと思います)


結論から述べますと、

『自分でコントロール出来る恐怖』によって即効性のある効果を体感し永続的な症状からの解放を得られる。

ということです。


罹患者が生命の危機に晒された時、その症状が一時的に無くなる、ということは結構知られた事だと私は認識しているのですが、『与えられた受け身の恐怖』では先述した通り症状からの解放は一時的なものでしかありません。


また、抗うつ剤と認知行動療法が今現在、最も効果の期待できる療法であるとされていますが、このコントロール出来る恐怖による治療方法は薬が不要で自らが分泌するホルモンによってかなり有用な症状改善が期待出来、また認知行動療法のような苦痛もともないません。


コントロール出来る恐怖を活用することによって『一発解除』、と言わないまでもそれに近い効果を得ることが可能です。



ちなみにここで言う恐怖の定義とは、

実態のあるもの。です。

ここで明確にしておくと、

対象の実態のないものは『不安』
対象に実態のあるものが『恐怖』
対象に実態があると信じているものに対しては『畏怖』(神や妖怪など) 

です。



今回はわかりやすいように、私が体験した経緯を以ってそのメカニズムを紹介したいと思います。


↓↓↓



とある日、私の職場のクソジジイが

「樹を切ってほしいんじゃ」

と、言い出しました。
私は了承したものの、そんなに意欲があるわけでもなしで、コレを長い間煙に巻いて伸ばし伸ばしにしておりました。

あまり放っておくのも心が痛みましたので
「樹はいつ切ります?」
と、声を掛けてみたところ話はトントンと進み早々に二人で現場へ見にいくことに相成りました。


現場について見てみると3階建ての高さはあろうかというエノキとかナントカという樹。



これは死ぬ。

と、思いました。

(伐採当日判明したことですが、半分枯れていてかなり危険を伴いました)




ジジイは言います。

「必要な道具はぜんぶ揃っておる」

と。



ジジイの言う、揃っている道具とは

1. かなりすり減った摩耗の顕著な親綱(ロープのこと)
2. 年季の入った賞味期限の切れた色褪せた安全帯、
3. そして、「エノキに木の切れ端を階段状に釘で打ち付けて足場にしろ」、という木材が数本。










殺す気か!






私、ホントに死ぬな、思ったんですよ。

3階建ての高さから人が落ちたらどうなると思います? 

高確で死にますよね。


加えて私は高所恐怖症ときている。





エノキを切り倒したら二万円くれるということでしたので、 (私は「金などいらん」と言ってあったのですが、これは万が一私に何か遭った時の為のジジイの責任逃れの対価なのです) この予算を使って私は生命の危機を回避する為の道具を買い揃えることにしました。


樹に足を引っ掛ける為のスパイク、
ハーネス、
UIAA 認証カラビナ数個
等々。

トータル25,000円なり。




赤字やわ!!



ともかく、私はこの樹を切ると決まってから当日までの数日間
「自分の何かが変わる」という予感が半端なく続いていました。
それがなんなのかはその時はわかりませんでしたが、確信めいていました。

何かが変わる。

そして、死ぬかも知れないと本気で思っていたわけですが、それと同時に今回の任務は何気に楽しみでもありました。


そして、樹を切る当日。


予めわかっていたことですが、私のOCD の症状はなりを潜めていました。
こういう危険なことをする時は症状が穏やかになることを知っていましたから。


あと、道具を揃えたことで生命の危機感は低減していました。

低減していたものの落ちたら死ぬ高さなことには変わりなく、ヒヤッとする場面も幾度となくあり、私は恐怖します。



そして、不思議な状態が私に起こり続けているのが感じて取れたのです。





症状を克服している!

と。


なりを潜めている状態ではなく克服している、と。


作業時間は約半日くらいでしたが、この恐怖にさらされ続ける時間というのも重要でした。

与えられた受け身の恐怖では恐怖自体をコントロールすることは出来ません。相手依存ですから当然です。

“自ずから恐怖に立ち向かい、生命を守る為に対策を講じることが出来ること。
また恐怖にさらされる時間も自らの意思で決めることが出来ること。”
これがコントロール出来る恐怖の定義です。


直感的に「これは症状を抑制するホルモン的なものが出ているな」と思い、調べてみましたところ以下のような記述を見つけました。



オレキシン! 


という脳内物資が出ているようだ。



リンク先のつくばサイエンスニュースでは
『恐怖』というくくりでしか定義されてないが、
先述の通り、『与えられた恐怖』では一時的な症状抑制にしかなり得ず治療の効果は期待できない。
よって自らコントロール出来る恐怖、というものを私は提唱したい。
つまり、『コントロール出来る恐怖』=
『オレキシンの分泌量をコントロール出来る』ことに他ならないからである。


この方法は一回でかなりの効果を得ることが出来るが、治療期間を設けて継続的に、『コントロール出来る恐怖』を活用することで完治も可能ではないかと期待している。(症状が戻ってくる為、あまり間をあけずこのリハビリをすることが要)

また、嬉しい副産物としてオレキシンが分泌されたのちの夜は、かなりグッスリ眠ることができます。

眠気に襲われることが滅多にない私ですが、この日の夜は泥のように眠りました。




今、確信を持って言及できるのは、
OCD による恐怖、嫌悪感は自分の意思ではない、ということです。
と言うのもそれを感じるか感じないかは脳内物資物質次第だからです。




樹は切られ
機は熟しました。




この知識を活用して行動を起こしてみてください。
本来の自分に戻れるチャンスだと思って。





北予。











※ このブログの内容は【TED】HOKUYO の実体験による見解です。
実践してみたいという方は安全に十分配慮して自分に合った方法を選択してください。また、ツリークライミングを推奨しているわけでもありません。
ツリークライミングは適切な知識と指導を受ければより安全性が高まります。