レバーを使うときはいかに血生臭さを取るかがポイントになりますが、
今日は、流水にさらしたり、牛乳に漬けたりする下処理をしなくても
おいしく食べることのできる料理をご紹介します。


さてどうするか…
ただ切って、たっぷりのオリーブオイルで炒め煮するのです。
そうすると血生臭さは水蒸気と共に飛んでいき、
残った旨みが一緒に入れた玉ねぎと合わさって、
おいしいソースに変わります。


この料理のポイントはレバーをじっくり、しっかり炒め煮すること。
(揚げる、といってもいいかもしれません)
色がだんだん黒くなってくるのですが、ひるまずに火を通し続けます。
途中でやめてしまうと、臭みは残ったまま、レバーは黒くて醜いだけの、
がっかりするような仕上がりになってしまいます。

オリーブオイルもほぼ茶色になって、レバーもこげ茶色になるので、
それを目安に仕上げて下さい。(写真で白く見えるのはエリンギです)
ソースになったオリーブオイルは、パンでお皿をきれいに拭い取ってしまいたくなる
おいしさですよ。


そうそう、温まった油にいきなりレバーを入れると、はねてとても危険ですので、
冷たい油に入れて、ゆっくりと加熱していって下さいね。



Uguisu-anのレシピ


・・材料・・
 鶏レバー 200gぐらい
 玉ねぎ 1/2個
 パセリ
 サニーレタスやサンチュなど
 塩(岩塩がおすすめです) 
 オリーブオイル


・・作り方・・

1.玉ねぎ…半分はみじん切り、残りは7~8mm厚さのくし型に切る。
  パセリ…葉の部分を摘み取る
  サニーレタス…食べやすい大きさにする
  鶏レバー…スジの部分は取り除き、2~3cm大に切り分ける。
       ハツ(心臓)がついていたら、縦半分に切り、血のかたまりを洗い流す。


2.フライパンまたは鍋に鶏レバーと塩を入れ、
  ひたひたよりやや少ないぐらいまでオリーブオイルを入れる。
  火をつけて、弱めの中火ぐらいで炒めるようにかき混ぜる。


3.表面の色が変わったら、オイルの味を見て、少しきつめに塩味をつける。
  玉ねぎのみじん切りも加え、混ぜながらオリーブオイルが少なくなり、

  玉ねぎ、レバーもこげ茶色になるまで炒め煮する。


4.玉ねぎのくし切り、パセリ、サニーレタスと一緒に盛り付け、
  レバーと一緒にいただく。


☆生の玉ねぎとパセリはレバーをさっぱりと食べさせてくれますので、
 是非付け合せて下さい。それをレタスに巻いて食べてもおいしいです。


☆ピリ辛がお好みであれば、一緒に赤唐辛子(ホールのまま、もしくは刻んだもの)
 を入れて炒め煮にします。


☆エリンギを加えても、こりこりとしておいしいです。(写真は入っています)
 縮むのでやや大きめに切っておき、レバーと一緒に加えます。