人は自分で自分に呪いをかけるという習性がある。
ー 山下和美『ランド』
愛ほど歪んだ呪いはないよ。
ー 芥見下々『呪術廻戦』
自分で自分を縛りつける手の
食い込んだ爪を一つづつはずして、
かたまった指をそっとあたためて、
ゆっくりとその手を見てごらん。
血のこびりついた爪や、
まだ震えの残る指こそが、
あなたの苦しんだ証し。
その手の有様に気づくこと、
自分が自分にかけていた「呪い」に気付くことが
全てのはじまり。
「絶えずあなたを何者かに変えようとする世界の中で、
自分らしくあり続けること。
それが最も素晴らしい偉業である」
哲学者エマーソンの言葉です。
この世界は貴方を「本当の貴方以外のもの」に変えようとする
巨大なマシーンである、と言えるのかも知れません。
だから貴方が生きづらいのは当然です。
早く変わらないと誰からも認められないよ...
ありのままの貴方では誰からも愛されないよ...
それは善人のような顔をして、
まるで貴方を愛する者のようにやってきます。
しかし、本当の痛みは、
貴方が自分自身に「呪い」をかけることによってはじまるのです。
ココロジー「自分いじめの呪いを解く本」
「自分を呪う」という言葉で少しでも心が反応を示した方は、
それが貴方の心から発せられているSOSであると気づいて下さい。
この本の素晴らしさは徹底して「具体的で実践的である」こと。
「心のお守り本」として常に貴方を助けてくれる名著です。