あれから20年
今の大学生はBSE問題を知らない。
それは生まれていなかったから・・・。
という話を聞いたとき、こうやって風化していくのだと思いました。
BSE感染牛の8割程度が北海道であり、乳用・肉用牛に関係する皆様が打撃を受けた大きな問題でした。
ということで、昨日、北大で市民公開講座「我が国のBSE発生から20年が経過して」が開催されましたので行ってきました。
市民公開講座のチラシに書いてある講演者を見たら、その当時に御苦労されていた方々ではないですか!
これは聞かないわけには行きません・・・(苦笑)。
私たちがスーパーなどで購入している特定牛肉(国産の牛肉で個体識別台帳に登録された牛の枝肉からなるもの)には、10桁の個体識別番号又は事業者が付けるロット番号が付いています。
これを検索すると、出生からと畜までの履歴や牛の種別などが分かるようになっています。
10桁の個体識別番号は、以下のリンク先から検索可能。
ゼンショウホールディングスの平野氏の苦労されたお話と食にかける取組や信念に関心するとともに、お昼時間(12時30分過ぎ)でもあったので、急にすき家の牛丼が食べたくなってきました(笑)。
BSEは牛の脳がスポンジ状になる病気で、プリオンの異常が原因です。
人間の痴ほう症等も含め、プリオン病による症状の改善(治療)法が見つかると良いなぁ~と感じました。
また、当たり前に思われているかもしれませんが、いかに食の安全・安心の取組が大切なのかということを切に思いました。
講演者である吉川泰弘(東京大学名誉教授)先生が、昨日講演した同様の内容をYouTubeにアップしているとのことでしたので、リンクを貼っておきます。