「赤毛のアン」・・・・ご存じでしょ?・・・モンゴメリの傑作、ミリオンセラー。
白状しますが、私は、一度も、読んだこと無し・・・
知識も、ほどほど・・・・・・・・が、連れ合いは詳しいだっせ。
ところが、観察するところ、読書好きなのに、左程の興味はないと、見た・・・・・・・・
きっと、生粋の、文学乙女や、なかったんや!・・・・いわゆる、もどき。
だから、二人とも、全然、アンちゃんには、こだわりなし。
しかし、プリンスエドワードアイランドを、ネットで、いくら紐といても・・・アン、アン、アン、アン・・・
アンだらけ、アン一点張り・・・・・ぼほ、アン頼り、アンオンリー。
だから、どこへ行けばいいやら、肝心の見どころがね・・・ない。
とは言え、プリンスエドワードアイランド・・・・初夏は、花が咲き乱れる、絶好の季節らしい。
して、成り行き任せで、今日は、アンゆかりの・・・・・そう、グリーンゲイブルズへ
ひとまず・・・・参りましょ。
と言う事で・・・・・丸一日、爆睡いたしました、ホテルを出発した訳でございます。
シャーロットタウンを出て、PEIの中島を、左周り・・・・・行き当たりばったりでね・・・
終着地点は・・・むふふ
、言わずと知れた、ニューグラスゴーの、ロブスターサパー。
お腹の、ちょうど良い頃合いに、なだれ込むって、寸法。
なにせ、プリンスエドワードアイランドって、愛媛県ほどの島・・・・ちっちゃい。
しかも、真っ平な山なし島・・・・・恐らく、すいすい走れるから、あっという間・・・
相当、道草を食いませんとね・・・・間が持たんと、踏んだのでした。
走り出すや、ハイウエーの両脇は・・・・・・・・広大な畑が、丘なりに、続いております。
かいもく、山が無いので、ほぼ全域・・・・耕作可。
だから、それほど、自然地がある訳でもない。
あれほど、期待しておりました、咲き乱れるという花が・・・・・・あらへんがね!
確か、この時期、ルピナスが、至る所に、捨てるほどって・・・書いてあったが・・・
連れ合いも、やや不満げ・・・期待が外れたか?って、気を揉んだ訳でございます。
しかし、シャーロットタウンから少し離れ、田舎道へと入りますと・・・・・
小さな入り江のある場所に出ましたわ・・・そこに、狙いのルピナスが・・・・
まるで「ひっそり」咲いておりました。
プリンスエドワード島行って、ルピナスなしや、絵にならんって危惧しておりましたところ・・・

とりあえず「1枚確保やね!」って、連れ合いも、胸をなでおろす始末。
先が思いやられますわ・・・・。
いやいや、景色が悪い訳やございません・・・・「世界一美しい島」と・・・・・
豪語されておるプリンスエドワード島の名誉のため申し添えておきますが。
田園風景といたしましては・・・・・・・超1級品・・・・これは、中々ありまへん!
広大な畑の合間に点在する、農家?は・・・・まるで、御殿。
巨木をあしらった、広い前庭は、100mはありまっせ!・・・家が遠い。
咲き乱れる小さな花の絨毯を、せっせせっせと、芝刈り機に乗ったおっちゃんが・・・
刈り込んでいく。
贅沢なもんだす。
うちの庭なぞ、たかだか10m・・・・春の一時期、タンポポで絨毯みたいになりますが
言うのが、恥ずかしいくらい・・・・勝負になれへん!
しかし、一度見てしまえば、判で押したような、単調な風景。
・・・飽きない内に、わき道にそれて・・・違った風景を求めた訳でございます。
海辺へ出た・・・・すると、一気に景色が変化・・・・
あっという間に、荒涼とした北海の風景が出現しましたで・・・・まるで昔の野付半島。

使えない土地は、原始のまんま・・・・・大自然も、ありま!
どうやら、海岸べりには、砂嘴が発達していると踏んだのでした。
砂嘴の先端は、たぶん漁港?・・・。
行って見ますと、ロブスター漁に使うんでしょう・・・・トラップのカゴが山積み。

しかし、周りは、小さな作業小屋と、漁具だけ・・・・住人無し。
後で知ったが、この島に、港はあっても、漁村らしきものは、かいもく・・・・・ない。
農家の隣の、丘の上に、船もトレーラーに載せて駐車?・・・してま!
つまり、漁民と農民の区別なし?
ウロウロしてみますと、夫婦モンが、トレーラーから、デカい船下ろしてました。
「自己責任やで!」って書いてあるわ・・・・Visitor、1回、25ドル。
プロも、遊びも、区別なし・・・・・あーあ、私たち的には、天国・・・うらやましいわ!。
再び、ハイウエーに出たのでした。
やがて、プリンスエドワードアイランド国立公園に入ったと見るや・・・・湖の前に出た。
道を降りたら、えらい豪華なルックアウト・・・・・・・チェアー付き。

対岸には、立派な建物が・・・・グーグルで調べたら、ダルベイバイザシー・・・
なんのこっちゃ?・・・・・・たぶん歴史的建造物。
絶景ではないにしろ、中々の観光姿勢・・・・・こまごま、手が入ってますなあ。
車を止めたところには、一面のゴゼンタチバナが咲き乱れ・・・・・

見上げますと、高いポールの上には、オスプレが、巣・・・作ってますがね。
そうなると、湖にはブルックトラウトなんぞが、泳いでいる訳でございましょう・・・・

自然に対する気合も・・・・一筋ならぬものを、感じた訳でございます。
少し走って、対岸のダルベイバイザシーへ・・・・ただの古民家かと思っておりましたら・・

ロッジとして、現役・・・泊まれるらしい・・・・ただね、相当な価格とか?・・むふふ。
中に入りますと、ロビー周りは、やはり、年季が入っております。
デカイ暖炉周りは、火を使った跡が、ありあり・・・・・・
中途半端な田舎の、鄙びた夫婦の、気持を・・・・・揺さぶる訳でございます。

それにしても、なんぼ、ウロウロいたしましても・・・・・・・おとがめなし。
兄ちゃんも、姉ちゃんも・・・「ハロー}なんてね、悠長なモン・・・大人の島やね。
前庭には、野生のワイルドグースが、わんさか、群れて・・・・・逃げへんで!
私の腕なら、投網でいける!ってね・・・・・・邪な、気持が・・・

起きなかった訳やない・・・・・・・まあ、多くは言いますまい。
この辺り一帯は、国立公園内・・・・走り出しますと、ここかしこに・・・・・・
ルックアウトやら、ビーチへのパーキング・・・・進入して見ますとね・・・・
路傍には、野生のイチゴが、実を結んで・・シーズン到来を待っておる訳でございます。
そこを、のこのこ、ビーチへ出てみた・・・・・・眼前は、茫漠たる海・・・
「大西洋や!」って・・・感動いたしましたが、よう考えたら・・セントローレンス湾だす。
独特の赤い砂のビーチが延々・・・・私たち的には、寒々と・・・・・続いております。
真夏が近いというのに、この気温・・・プリンスエドワード人?は、ホンマに、泳ぐの?
・・・・・って、大きなお世話を、するとこでした・・・土地それぞれ
。
たぶん、国立公園一帯は、セントローレンス湾から流れ寄せられる砂・・・・・・?
外界から仕切られた、内湖の前に・・・おもちゃの様な、灯台がポツネンと・・・・
観光の一翼を、担っておる訳でございます。

ブリッジへと歩いて参りますと、内湖からは、水が滝のように外海へと流れていく・・
いわゆる瀬戸だすなあ。
それに逆らうように、ロブスター船が、よろよろと、内湖の港へ、帰ってくる。
なにもかもが、原始そのまま・・・・「SAVE VIEW」・・・景観を守れ!ってね・・
・・・・小さな島の観光政策の強力な意思を、感じざるを得ないのでした。
地図を見ますと、砂嘴らしきものは、まだまだ、東へ続いている様子・・・・
先端まで行くかってんで、走ってまいりますと、真っ白なハマナスの群落が・・・
初めて見ました・・・・・・が、案外、愛想ないもんだす。

遠望する、内湖の対岸は、どう見ても農村・・・・が、誰が見ても、豪華な別荘地・・・・
景観を守れって合言葉にしては、少々出来過ぎ・・・・まあ、いいですわ。
州道6号に出たのでした。
・・・グリーンゲイブルズは、まだまだ先・・・・何気なく、走っておりますと・・・
丸太を積み上げた・・・・「薪屋?」が、あっちにもこっちにも。
中途半端な田舎から来た、ジイさんやから、気付く訳でもないんでしょうが・・・

丸太は、ほぼ白樺・・・製造販売してるんでしょうなあ・・・・・・需要有りと見た。
アメリカだって、カナダだって、薪作りは、夏の仕事。
走ってまいります。
して、2度ほど、大きな入り江を越えたらしきところで・・・・迷いに迷い・・・
やっと、狙いの、グリーンゲーブルズに、たどり着いた訳でございます。
なんと申しましても、小さな島の観光の目玉・・・・・国立公園局が、がっちり・・・
管理をしているんですよ。
ところが、後で知ったが、今年は、カナダ建国150周年・・・・・・・だとか。
神戸も開港150周年や!って・・・・・対抗意識があった訳やないが・・・
なんと、入場料・・・タダ・・・年寄の運気が、ほとばしったのでした。
ほんま、年寄にとって、タダほど強力なフェロモンは無し・・・・・・・
ルンルン気分の、連れ合いは、のっけから、アンに変身したのでした。

なんと、70前のばば・・・・いやいや、お年寄りとは、思えない・・・出来栄え
いやいや・・・贔屓目に見ればですよ・・・・・一応、セーフ!
建物は、見ての通りの昔の農家・・・・小説に登場します、グリーンペイント。
何の変哲も、ありまへんが・・・・・かの小説がね・・・・
余りにも、有名になったんで・・・・作らんと居れんかったんでしょうなあ。
しかしながら、古い初期のカナダの、家庭生活垣間見るには・・・・
なかなかの出来と、踏んだのでした。
ただね、中途半端な田舎の年寄には、ストーブにしか目が行かんかった!・・ごめん。

施設の廻りはやや小高い丘、緩やかに下って、小川がながれ・・・・・
少し、奥に入りますと、「恋人たちの小径」まで・・・・あるんです。

私たちが、秋になったら、やまなすびを採りに出かける、あの・・・どこにでもある・・
・・・・・・・・いやいや、多くは言いますまい。
トレイル脇には、なかなか立派な、コゴミが生えて・・・・・
他国へ来た感じがね・・・・しまへんがね。

人の気配がいたしますとね、木陰を、リスが飛び跳ね・・・・・
・・・・・コンコンコンと、キツツキが、けたたましい音を、響かせる訳でございます。
プリンスエドワード島も、舐めたもんやないなあと、感心しておりましたら・・・・・
何やら話し声・・・・・・スッコーンって、姉ちゃんが、ゴルフしてましたわ。
隣は、ゴルフ場やったんや。
・・・・・・・・・観光の裏を、垣間見てしまった後悔が、湧きおこったのでした。
さて、時計を見ると、まだまだ十分な時間・・・・・
あんなに、道草食ってもね・・・なにしろ、ちっちゃい島、たかが知れてるんですなあ。
もっと、時間稼ぎせんとって・・・・・・・・腹くくりました。
・・・して、これも、プリンスエドワード島引いたらよく出て来る・・・そう、フレンチリバーへ。
海岸線に、突かず離れず走って行きますと、小高い丘に、ルックアウトが・・・・
見下ろす、北の入り江の向こうに、カラフルな漁師小屋が並ぶ・・・・絵柄だす。

しかし、これだとて、漁村やなし・・・・・いくらカラフルと申しましてもね、数軒の小屋。
ほかにないの?って・・・・尋ねたいほど。
ただ、振り返ると、丘は、目くるめくルピナスの、花園・・・・・・豪華絢爛。
・・・でもね、なんだか自然やないなあ。
出来過ぎた・・・観光のカラクリが、チラリと、のぞいているような・・・・・・・むふふ
・・・・・・・・・・まあ、多くは言いますまい。
行きましょ行きましょ行きましょ・・・北海岸をぐるっと、一回り・・・・ケンジントンへ。
古い駅舎が残ってるってんで、立ち寄った訳でございます。
すると、町の真ん中に、古格な建物が・・・・
まるで、ドアを開けると・・・・ハリーポッターが出て来るような・・・・・と思いつつ・・・・

開けてみたら、地元のオッチャンが「かんぱーい!」って・・・ビール屋になってましたわ。
グッドアイディア。
まあ、わが国ではね、古い駅舎は、寅さん映画に使うのが、関の山。
・・・・・・・参考になりました。
駅舎の廻りは、クラフトショップやら、お土産屋がグッスリ・・・・・
観光に対する、並々ならぬ、意気込みを感じる訳でございます。
しかし、歩き回っても、狭いモン・・・・時間がね、たたん!
やむなく、隣のホームセンターへ入って・・・時間つぶし・・・・・・
「コメリ」と、一緒やでって・・・・・うろうろ・・・
・・・・・・他国へ来て、二人して、変な値踏みをして、楽しみました。
とは言え、4時ごろになりまして、もう辛抱たまらなくなり、一目散。
州道2号をかっ飛ばして、ニューグラスゴーへ。
グーグルで見たまんまの「ニューグラスゴーロブスターサパー」に・・・・・・
今まで見て来た物を、すっかり忘れて・・・・・駆け込んだのでした。

時は、きっかり5時・・・・・・お腹もグー!
お客もチラホラ・・・・ええ塩梅。
入り江を見下ろし席に着くや、兄ちゃんが、マッセルどれくらいいる?
・・・・・って、バケツを持ってきた。
山盛りくれよ!って言うと・・・・・食いきれんぜ!と、たしなめられる始末。
談合の結果、兄ちゃんは、半分程度のバケツに・・・山盛りにして持ってきた。
多少、イラッ!と、来ましたが・・・・食欲には勝てん。
まずは、マッセルやと、濃厚なクラフトビール片手に・・・・しゃぶりついたのでした。

身は小さいながら、味は1級品・・・・・・次から次へと、しゃぶって行く・・・
バケツが、半分ほどに減ったころに・・・・でーん!
主役のロブスター様が、登場・・・・・・・・待ち兼ねた、連れ合いは、ニンマリ
。
「行くぜ!」って、雄たけびを残して、齧り付いたのでした。

どう見ても、片手1ポンド・・・・重いのなんの・・・・・・・・・飲み込むたびに・・・
胃の中に、ズンズンズンズン溜って行くのが、手に取るよう。
レストランの中は、1時間もしない内に、満杯・・・あっちでもこっちでも・・・・
でかいカナダ人が、ロブスターを、ほおばる・・・・・そら、見事な光景が展開しましたわ。
どう探しても、小さな東洋人は、私たちだけ・・・・負けて堪るか!って・・・
競争意識が、ムラムラムラムラ・・・・起きたんですよ・・・・・一応・・・・・・・が
ロブスターのしっぽまで来た頃にゃ・・・・ギブアップ。
マッセルにはもう手が出せん!・・・・・遠くで、にいちゃん、ニヤリ。
・・・・・どうやら、見抜かれておりました。
念願の・・・
ロブスター三昧の終了です
まあ、いっぺん行きなはれ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・味は保証します。